課題チームとして自走できる人材育成/経営視点を持ったスタッフがいない

「xDrive」を導入することで目指すべき姿に近づけると確信、「自分で考え、院を運営する」という考え方が浸透

対象者層
  • 管理者層
  • 経営層
導入サービス
  • 会議型コンサルティングxDrive

COMPANY

有限会社hallys-YUMURA

業種
鍼灸整骨院事業
企業規模
11~100人

今回は、有限会社hallys YUMURA『自在な整骨院・はりきゅう院』代表の湯村様と防府院院長の横尾様、延岡院院長の栗原様とスタッフの中山様の計4名にお話を伺いました同社は、現在福岡県を中心に4店舗の鍼灸整骨院・はりきゅう院を展開しています。「『7世代先の自在な生涯を願い、7世代先の軸を創る』豊かな経営者を100人育てること」を理念に掲げ、日本一の鍼灸整骨院を目指しています。
同社が抱えていた課題は「メンバー個々の育成」「チームとして自走させること」「スタッフに経営視点を持たせること」がうまくいっていないということでした。そこで弊社の「xDrive」を知り、ノウハウを使い倒したことで、整骨院業界でも高い水準の月商を更新し続け「整骨院業界でも名誉ある賞」の最優秀賞を受賞! 急速な成長を遂げられました。成果を出した背景にはどんなストーリーがあったのでしょうか? 4名の方々にインタビューをさせて頂きました。

INTERVIEW

INTERVIEW 有限会社hullys YUMURA「自在な整骨院・はりきゅう院」 代表 湯村様

どのようにすれば目指している姿に近づけるのかわからなかった…

これまで、人材育成、組織づくりでどのような課題がありましたか?

湯村

院の運営は、基本的にはスタッフたちが主体的に考えて動く状態にしたいと思い、任せていましたが、なかなかスタッフの考える力は深まっていませんでした。「経営者と同じ志で、スタッフが勝手に経営する」そんな状態が理想。ですが、幹部陣の志は経営者と同じでも、「考える力や発信力は弱い」という理想にはほど遠い状態でした。ですので、理想を実現するために私自身 のスタッフ育成においての質問力や発信力も進化させる必要があると感じていました。

幹部スタッフに「これをやっておけ」というのは簡単。でも、それだけだとスタッフに力がついてこない。 良い時は良いけど、少し行き詰まるとワンパターンの行動を繰り返したり、委縮してしまったり、そんな状態が続いていたんです。もしかしたら、これらは経営者に共通の悩みかもしれませんね。以前は、トップダウン型の経営に近かったと思います。でも、やはり自分たちでちゃんと考えて「自走してもらいたい」と考えていました。

スタッフそれぞれに「自分で考える力」を身に付けさせることに対しても課題を感じていました。これは院の経営を任せていくためには、全スタッフに必要な力だと考えていたからです。幹部陣までは、経営方針や目標を理解して動いていましたが、現場のスタッフ全員を巻き込むというのはできていませんでした。

「xDrive」導入前までは、どうしたら目指している姿に近づけるのか分からず… また、今の幹部陣には、部下を幹部候補として育成してもらいたいと思っていたのですが、それもまたうまくいっていませんでした。

「xDrive」を導入することで、目指すべき姿に近づけると確信した

xDrive」導入のきっかけはなんでしたか?

湯村

きっかけは、知り合いの整骨院さんが「xDrive」導入後に「経営が非常に上手くいっている」と強く感じていて、セッションを見学に行かせてもらったことです。

以前は、幹部陣やベテランの先生が力技で院の状況を個々に改善していくような「体力勝負」の経営をされてらっしゃったように感じていました。それが急に、院長たちやNo.2レベルのメンバーが院運営に強い興味を持つようになり、メンバーへの指導も院のマネジメントもどんどん上手になっていったことで、事業展開を戦略的進めてられている。その変化は、お話をする度に強く感じるようになって、ひそかに注目していましたね。

見学して驚いたのは、幹部や院長が「自分自身の課題に向き合い」「どのように院を運営していくか」について必死で考えている姿です。トレーナーの方からのアプローチを受け、頭から煙を出しながら、必死で「PDCA」を回していたんですよ。こうやって、経営戦略を考えつくし、情熱をかけている時間があるから「経営が非常に上手くいっている」のだと分かりました。そして「xDrive」を導入することで、当社の目指すべき姿に近づけると確信しました。

うちの会社の幹部たちは「伸び悩んでいる現状を打破するきっかけになる」と見込んでいたようで、導入が決まった時はやる気に満ち溢れていました。また、現場で頑張っている彼らが経営をする側になった時、技術だけでなく「経営する力」「マネジメント技術」「人材育成力」を身に着けているべきだと考えていたんです。

そんな時に見学した「xDrive」では、トレーナーの伴走によって参加メンバーが「経営視点を持ち」「主体的考え、会議に参加」「現場で実践して目標を達成」しているのを目の当たりにしました。そのトレーナーの姿を見て「こういうことができるスタッフを将来的には育てたい」と心の底から思ったことも、導入を決めた理由の一つです。

スタッフたちが「自分も経営の一端を担っている」と自覚したことが大きな変化

「xDrive」を受けてどんな変化があったか教えてください。

湯村

院全体が「チームとして成り立ってきた」これが一番大きな変化ですね。どうやって院を経営していくかを自分たちで考えられる「自走できる状態」になってきました。新人のスタッフたちにまで「自分で考え、院を運営する」という考え方が浸透してきています。

「xDrive」を通して、スタッフたちが「自分も経営の一端を担っている」と自覚したこと。と、同時に「ただ治療をするだけでは院を経営できない」ということが徐々に分かってきたと思います。その意識の変化はとても大きいです。我々にとって「xDrive」セッションは「院を良くしていくにはどうしたらいいか」をスタッフ全員が本気で考える場になっています。そしてセッションでは、経営者である私を「いい意味」で無視して会議が進んでいきます。

これまでは社内で会議をすると、みんな、私の顔色を伺って「私に対する答え」を見つけ出そうとしてしまっていました。ですが、セッションではトレーナーの方が、私が答えを言ってしまう前に「あなたはどう思うの?」「どこから優先的にやろうと思っているの?」と、先に参加者に質問をするんですね。この問いかけによって、会社の経営理念や目標を達成させるための「自分たちなりの答え」を見つけることが、だんだんとできるようになってきています。

また、月一回のセッションで、各院の現状把握が一気にクリアに分かるようになりました。セッション中の発言や、ワークをしている時の雰囲気などで、それぞれの院の「マネジメント状況」「スタッフの成長度合い」がはっきり見えます。

そして、スタッフそれぞれが「どのように考え、取り組んでいるか」というリアルな姿も見ることができます。それらをふまえて、院長を任せている幹部へ的確なアドバイスや指示をすぐに出せるようになりました。「xDrive」が、院全体を一括でマネジメントする機会になり、会社の成長速度が一気に加速しました。

自分で考える力を養う時間の中で、スタッフそれぞれの「強み」や「得意分野」が発見できた

「xDrive」を受けて一番印象に残っていることは何ですか?

湯村

一番印象に残っているのは、中山(この後インタビューに登場)が「xDrive」を通して大きく成長してくれたことです。「xDrive」を始めてからの成長は目覚ましく、今では当社にいなくてはならない存在になっています。

中山の変化のきっかけは「患者さんに褒められた」という話をセッションで話した時だったと思います。そのことを、社外の方に褒められたという経験が自信になったようです。以前は経営にも、研修にも、どこか他人事のように思っている印象が強かったのですが、今では主体的に参加するようになりました。

セッションでは、とにかく自分で考える力を養う時間が多いのですが、その中でスタッフそれぞれの「強み」や「得意分野」が発見できことも印象に残っています。自分たちの考えを深めるための「ワーク」や「宿題」にスタッフが取り組む姿を目の前で見てきました。これまで、ずっと「自分たちで考えて動いてほしい…」と思ってきましたが「やればできるんだな」と思いました。

「経営視点」を持ったスタッフを育成することが、会社の成長速度を加速させる

「xDrive」をもし受けていなかったら、今どうなっていたと思いますか?

湯村

「xDrive」を導入していなかったら、少なくとも「手放しでの月商1000万継続院」の誕生は無理だったと思いますね。「自走」する力が弱く、私自身が、徹底的に指示を出しても無理だったと思います(笑)

結局「自分たちが院を運営しているという自覚がスタッフたちにあるかないか」という部分が大事なんですね。その自覚があれば、自分たちが目標達成に向けて「やるか」「やらないか」その選択一つが、会社全体や院自体にどう影響するかが分かる。そして経営に対する行動や姿勢が変わるんですよ。

「経営視点を持ったスタッフ」と「経営視点を持っていないスタッフ」をマネジメントするのとでは、会社の成長速度が全く変わってきます。

それからもう一つ。「xDrive」のノウハウの実践が「採用に繋がった」ということもありました。「xDrive」では、全スタッフが院の経営状況や売上目標、現状の数値などを扱います。数値を付せんに書き出し、管理表として壁に張り出し、そのまま現場で活用するんですが、弊社の見学に来た学生さんがこれを見て「こんな整骨院、他にはない!」とビックリされていました。

現場のスタッフが「経営の数値に触れて」「自分たちでどうしていくか考えている」姿がリアルに伝わったのでしょう。学生さんは、整骨院に就職して、経営者としての意識や知識が身につくなんて思っていません。でも「自在な整骨院・はりきゅう院」ならそれができる、と思ってくれたようなんです。

今後、湯村先生が目指すこと、実現しようと思っていることを教えて下さい。

湯村

「2021年に年商30億」「2024年に年商100憶」への成長を実現します。そし て「hallys YUMURA」をグループ会社化し、更に今のスタッフたちが会社の数と規模を増大させ、それぞれが、特色のある経営者として社会に貢献してくれたらなと思っています。しかし、ただ単に金儲けしたいわけではありません。それは弊社の経営理念とは反しています。私の「使命」は、人間も、動物も、虫も共存して繁栄できる世の中をつくること。そのために本当に人の役に立つビジネスを展開し、目先の利益だけを追わない経営者を育てることを目指しています。

最終的には、私は「手放し」で経営できる状態が理想ですね。イメージは「5~10月くらいまでは自然の中、水のきれいな場所でゆっくりして、たまに夜の街に行く。社員の口癖は『会長、この時期はずっと野山にいらっしゃるからな』」という感じ(笑)そんな未来を実現していきます。

INTERVIEW 「自在な整骨院」防府院 院長 横尾様

成果が伸び悩んだ理由は、スタッフ全員の目指す方向がバラバラだったから

これまで、人材育成、組織づくりでどのような課題がありましたか?

横尾

スタッフたちを巻き込んで、院経営ができていないことが課題でした。院の目標や経営方針を立てても、意識するのは経営陣だけ。スタッフ全員にはあまり浸透していませんでした。事業拡大やスタッフ育成の成果が思うように出ていなかったんです。これまでは経営陣が研修に行っても、それが現場でうまく機能することはなく。今思うと、成果が伸び悩んだ理由は、スタッフたちに「なぜなんのために、目標を達成するのか」が伝わっていなかったこと。そして、目指す方向がバラバラだったからではないかと思います。

また、私個人としての課題は、勢いで行動してしまうことでした。院を経営する立場であるならば「数値管理」や「行動計画」など、一手二手先を読んで戦略を立てる力が、絶対に必要だと分かっていましたが、そこから目を背けていました。「xDrive」導入前は、PDCAについても「振り返りをすればいいのかな」くらいの認識でした。しかしこれは業界全体の弱さでもあるのですが「技術があればいい」「接客対応できれいればいい」と私も思っていたんです。「PDCAを使いこなすこと」で、柔道整復師として成長できると、この時は思ってもみませんでしたね。

「来院し続けてもらえる状態」こそ「防府院が目指すべき姿」

「xDrive」を受けてどんな変化があったか教えてください。

横尾

逆算思考を手に入れたことで、目標達成までの「地図」が見えたことが最も大きな変化でした。「xDrive」では、月間目標に対して「いつまでに、なにを、どのくらいすべきか」と、とにかく具体レベルまで考えに考えました。それにより、今までの自分は曖昧な計画で、ひとつ行動してみてから次の行動を考える「積み上げ式」に動いていたこと分かりました。

私は「積み上げ式」の計画で、目標まであと一歩のところで成果が出ない…という苦い思いをこれまで何度も味わってきました。しかし、そこから逆算思考に変わり「目標に足りない部分」を埋めるための計画を立て、行動することで、必ず目標達成できるという確信を得ました。今月をどう乗り切るかだけではなく、翌月のために今月があるという考え方に変わったんです。これはとても大きな変化でした。

「防府院」の目指す姿は「地域に受け入れられている整骨院」です。そこから逆算思考で考えると「単に技術が良い」だけではなく「より多くの患者さんの役に立つ」ために、売上目標も高い基準で達成し続ける必要があると気づいたんです。実際に、今月来てくれた「患者さん」のお役に立てなければ、翌月の来院者数は下がり、目標達成は難しくなります。

「目標を達成した姿」を描き続け「次の行動を具体的に考える」ことが、成果への近道

横尾

逆に、今月の患者さんに本当に満足いただければ、翌月も、翌々月も来院し、紹介をしてくれる可能性だってある。そう考えると「常に高い水準の月商を維持し、来院し続けてもらえる状態」こそ「防府院が目指すべき姿」だと確信しました。

そして、常に先々の「目標を達成した姿」を描き続けることで、成果を出すことができるようになりました。それを下支えしていたのは、週に1回、全員で参加する「振り返りミーティング」です。振り返りミーティングで現状把握をし、目標に対して先読みができるようになり、早めの対策を打てるようになりました。

さらに、振り返りミーティングを続けるうちに、スタッフ全員が「自ら振り返る習慣」を身に着け「振り返りから次の行動を具体的に考える」ことができるようになっていきました。結果として、スタッフ全員を巻き込み、院経営をすることができるようになりました。

また、私が院長を務める「防府院」は、整骨院業界でも非常に高い水準の月商を作り続けたことで「整骨院業界で名誉ある賞」の最優秀賞を受賞することができました。防府院が目指す姿をしっかりと思い描き、実現するために「xDrive」で手に入れた目標達成の手法を、スタッフ全員が本気で使い倒したことで受賞に繋がったのだと思います。

経営視点を持たないまま、治療家として治療だけをして生きていたかもしれない

「xDrive」を受けて一番印象に残っていることは何ですか?

横尾

一番印象に残っているのは「xDrive」導入が決まった時です。私たちは「きっと目標達成への手がかりが見つかる」「やっと自分たちも躍進できる」と意気込んでいました。院の経営も、自分自身の成長も伸び悩んでいたタイミングでしたので、新たなノウハウや考え方に出会える機会は、とてもありがたかったです。私達よりも先に「xDrive」を導入して、躍進している同業他社の事例をよく知っていたので、スタッフ全員が「期待」と「緊張」に気持ちが引き締まっていたと思います。

また、トレーナーの方から「集合天才」という言葉の意味を教えていただいた時に「この考え方は素晴らしい!」と思いました。「主体的なスタッフをたくさん育成し、全員で力を出し合えば、一人の天才をも凌駕できる」と自分の考えを新たにしたくらいです。

そして、自分たちの院を集合天才のチームにしたいと思いました。その考え方に変わってから、一気に全員を経営に巻き込めるようになったんです。また、トレーナーの方は整骨院業界以外の事例や視点を持っており、アドバイスをいただけるのはとても参考になりました。

「名誉ある賞」の受賞後、どんな変化がありましたか?

横尾

整骨院業界全体から注目されている、という「良い緊張感」が会社全体に生まれました。院のスタッフも「見本にされる立場」になったという意識ができたようで、さらなる成長に繋がっていると思います。

前年度の授賞式では、私たちの会社からはノミネートも受賞もありませんでした。それがめちゃくちゃ悔しかったんです。壇上に立つ、他の整骨院の方たちを目の当たりにし、私はその日「社長、来年は僕があの場所に立ちます!」と宣言しました。ちょうど「xDrive」が導入された頃の話ですね。そして、今回は防府院での成果が受賞につながり、決意したことを現実のものにすることができました!

「xDrive」をもし受けていなかったら、今どうなっていたと思いますか?

横尾

「xDrive」をもし受けていなかったら。「目標から逆算して行動計画を立てる」「現状を振り返り、対策を打つ」「スタッフ全員を巻き込んで防府院を運営する」「『名誉ある賞』を受賞する」このすべてがなかったと思いますね。
そして毎月、院長だけが切羽詰まって、孤独に経営をしているような状況だったのではないかと思います。スタッフたちが主体的に動くように変化したことが、本当に良かったと日々感じています。今も、数字目標や行動計画を一人一人のスタッフに考えてもらう機会を多く作っていて、それが成長を加速させていると実感します。

「防府院」は元気で明るく、会社の中でも一番雰囲気がいいと自負しています。そういう姿になってきているのも、スタッフ全員で目標に向かい、どうしていくか考えることが出来ているからだと思いますね。その空気感も患者さんが足を運んでくださる理由の一つかもしれないと感じています。また、もし「xDrive」に出会っていなかったら、私は経営視点を持たないまま、治療家として治療だけをして生きていたのではないかと思います。この会社にいて、目標達成させるための技術を手に入れる事ができたのは、社会人としても本当にありがたかったと思いますね。

今後横尾先生が目指すこと、実現することを教えて下さい。

横尾

「会社が目指すものをどんどん計画通りに進めていく力」と「複数院を見られるマネジメント力」を手に入れ、さらに成果を出すことです。また、スタッフを育成していくことも使命だと思っています。そのための一歩として、院長を任せていただいている、「防府院」の成果を出し続け、日本一にします。

INTERVIEW 「自在な整骨院」延岡院 院長 栗原様

「一人で目標を目指す」のではなく「全員で」目指せるように

「xDrive」を受けてどんな変化があったのか教えてください。

栗原

「xDrive」セッションを通して「なぜ院の目標を達成することが大事なのか」を深く理解すことができました。そして、目標に向かって「自分たちはどうしていくべきか」を真剣にスタッフたちと話し合いました。そのきっかけから、院の運営に全員で取り組んでいくことができるようになり、孤軍奮闘ということはなくなりましたね。

それを強く実感したのは、新店舗がオープンした時でした。新店立ち上げの応援で、私が月の半分ほど自分の院を空けることになり、不安に思っていたのですが、そんな心配をよそに、スタッフたちは一致団結。その月の売上目標を達成してしまったんです。達成した事も、もちろんすごいことなのですが、それ以上に院長の私がいない状態でも院が運営でき、目標達成できたというのは今までにはないことですごいと思いました。

その経験が、既存院の院長代理の時にできたことは、今の延岡院の運営にも大変役立っていますね。「xDrive」セッションを通して、目的・目標達成に向けて真剣に考える機会を得ることができ、感謝しています。また「xDrive」導入直後は、まだ2院展開でしたが、月商売上の平均が100~200万ほど上がりました。その後も、私が院長の延岡院を含めて新しく2院をオープンすることができました。導入以降、会社全体では、月商売上の平均が2000万ほど上がっています。

また、個人の成長の勢いもすさまじかったですね。中山(この後インタビューに登場)が既存院に在籍中に、新しい役割にデビューした月には、値引きや集客イベントなどをせずに、月間売上げの最高レコードを叩き出してしまったんです。個人の成長が、会社全体の成果に大きく繋がったと感じました。「xDrive」導入前は、目標を達成する方法が分かりませんでしたが、今は院全員で結束して目標を目指すことが出来ています。

スタッフ全員の心に火をつけないと、どんなノウハウも意味がない

「xDrive」を受けて一番印象に残っていることは何ですか?

栗原

目標を達成するために「なぜその数字を達成するのか?」その理由の方が大事だと分かったことです。ただ、始めのころは「院を運営する立場」という気負いが、空回りしてしまっていました。「xDrive」で目標達成をする方法を手に入れ「使いこなして絶対目標に到達する!」と意気込んでいました。しかし、その時は「目標数字を達成することだけ」が目的になってしまい、気づいたら誰もついてきていない…そんな状態でした。

ですが、トレーナーの方に、何度も相談させていただき、アドバイスをいただきながら分かったのは、「PDCA」を「数値管理」と履き違えていたことでした。今思えば当たり前なのですが「この数字を達成しよう」と言うだけでは、スタッフは動いてくれません。「なぜなんのために、この数字を達成したいのか」という部分をきちんとスタッフたちに噛み砕いて、相手が理解するまで伝え、共に実践することで解決することができました。悩んでいる間も、トレーナーの方に伴走してもらえたのは心強かったです。

自分一人で目標達成にがむしゃらになっても、成果が出ない。既存院の院長代理を務めていた時に学んだのは、スタッフ全員の心に火をつけないと、どんなノウハウも意味がないということでした。どれだけ完璧に数字や目標、やり方を管理しても、スタッフ一人一人が目標に向かって本気で行動しない限り、欲しい結果は得られないと痛感しました。

最終的には、なんとかスタッフの心に火をつけることができ、成果に結びつけることができました。変化のきっかけは、みんなでカラオケに行って「腹割って話す!」という日をつくったことです。そこを境に、全員が本気で目標を追いかけ始め、目標達成に向かうことが楽しくなりました。それは、今院長を任せていただいている「延岡院」でも活かされていますね。

スタッフそれぞれが目標に向かって、自分で考え行動する

変化のきっかけはなんだったんですか?

栗原

私は、トレーナーの方から「集合天才」という考え方を教えていただいたことが変化のきっかけだと感じています。集合天才とは、「一人一人の良いところを集めたら、一人の天才を凌駕することができる」ということだそうなのですが、素晴らしい考え方だなと思いました。この考え方を知って「集合天才型の院」ができれば、私たちでもなにかすごい事ができるのではないか? と勇気をもらいました。

そこから、院全員で目標に向かっていくにはどうしたらよいか、真剣に取り組み始めました。院の全員からたくさん意見が出たり、その意見からから成果に繋がったりすると、「あぁ、集合天才ってこういうことかな」って思います。

「なぜ、目標達成に向かうことが楽しくなったのか?」と考えると、中山をはじめとした「延岡院」のスタッフたち全員が院を運営する目線を持ち始めたからだと思います。それまでは「意見を聞いても出てこない」「自分の意見だけで行動計画を練っている」状態だったので一人で焦っては苦しくなってしまっていました。

しかし今では、全員で目標達成のためにどうしたらいいのか考えたり、意見を出したり、共有できるようになりました。スタッフそれぞれが運営の立場で考えられるようになったという大きな変化で、徐々に成果に繋がり、売上数字が一気に上がりましたね。

「xDrive」をもし受けていなかったら、今どうなっていたと思いますか?

栗原

既存院で院長代理をしている時の「スタッフの心に火をつける」経験も出来なかったですし、今の延岡院も実現できなかったと思います。中山の話にもありましたが、もし「xDrive」がなかったら、優秀な人材がどんどん辞めてしまい、新店を出すこともできなかったかもしれません。もしくは、出店が遅れ、院全体の成長スピードは遅くなってしまっていたかもしれません。また、「防府院」の横尾のような、成果を出し続け院全体に良い刺激を与えてくれる存在が出現することもなることもなかったように思います。

最後に、今後の目標を教えてください。

栗原

まず今年、7店舗出店し、年商10億を達成します。その為にも「xDrive」でいただいたノウハウや経験を使って、今よりもっとスピード感を持って成長していきます。私たちは自在な整骨院が一番だと思っているので、最短・最速で達成を実現させたい、そう思っています。現状ではありえないくらいの目標ですが、まず思い描かないと到達しないので、全力を尽くしていきます。また、会社が大きくなっていく中で、もっと大きな責任を任せてもらえる、自分自身になります。

INTERVIEW 「自在な整骨院」延岡院 中山様

変化のきっかけで、考え方がガラリと変わった

「xDrive」を受けてどんな変化があったのか教えてください。

中山

私は、自信を持って意見を発信できるようになりました。既存院に在籍時の「xDrive」セッションの中で、目標達成のために私なりの意見を出してみたところ「なるほど、中山先生はそう考えていたんだね」と私の考えを肯定してもらえたんです。私の意見はすぐに行動計画に取り入れられ、私は徐々に自信を得るようになりました。

さらには、PDCAというフレームワークを使いこなすことによって、成長スピードがすごく速くなったのも、大きな変化です。正直なところ、もし「xDrive」がなかったら、今より成長速度は遅かったと思います。一つ下の後輩が、PDCAを回す事によって目覚ましい成長を遂げているので、強く実感します。

変化のきっかけはなんだったんですか?

中山

私の変化のきっかけは、トレーナーの方から「中山先生がトップランナーになってもいいんじゃないか?」と言われたことですね。その言葉をもらった途端「私は補佐役だと思い込んでいたけど、自分が引っ張る側になったらどうなるんだろう!?」というワクワクしてきたんです。その一言で、自分自身のありたい姿が変わり、目標に対して主体的に考え行動できるようになりました。

新しい役割に自分から手を挙げてやる事ができたのも、意識が変わったことが大きかったと思います。そのおかげか、周りがついてきてくれることも増えてきて「わたし、ちょっと成長したんじゃないか!?」って思えています。

最短・最速で目標を達成する

「xDrive」をもし受けていなかったら、今どうなっていたと思いますか?

中山

多分辞めていたんじゃないかな…と思うんです。実は「xDrive」が始まる前に、私はすでに退職を決めていたので「xDrive」を受けることに対しては前向きではありませんでした。しかし、「xDrive」が導入され、目標達成のための手段のみならず、自分自身のあり方も手に入れる事ができました。

すると、会社や院全体のことが分かって、院長が何を考えているか理解できるようになり、全員で同じ目的・目標を追いかけることがすごく楽しくなったんです。「xDrive」がなければ「治療すること」と「売上を作ること」が、同じ目標に繋がると分からなかったと思います。

そして、自分が院にとって「大事な存在だ」と知ることもできたことで、ここにいたら成長するだろうという手ごたえも得たんです。そのような未来を想像できたので、退職することをやめて「ここにいよう」って思いました。本当に今の自分があるのは「xDrive」と「xDrive」トレーナーのおかげだと思っています。

最後に、今後の目標を教えてください。

中山

私は女性スタッフにとってのロールモデルになります。今の仕事しながら家庭と両立し、もっと「自在な整骨院」を大きくしていきたいです。「自在な整骨院」はスタッフの平均年齢が若く、これからライフステージが変わるスタッフもたくさんいるので、私が見本になっていきます。

導入担当者からのコメント

FCEトレーニング・カンパニー (担当)

FCEトレーニング・カンパニー トレーニング担当です。
最適な研修やトレーニングのご提案から実際のコンサルティングまでを実施いたします。

この記事を書いたコンサルタント

株式会社FCE (編集部)

株式会社FCE 人材育成コラム編集部です。
人材開発/研修を検討中の方、組織力の向上を目指し情報収集をしている方向けに有益なコンテンツを発信していけるようサイト運営をしております。

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