2021.03.17 2023.08.09
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チャンスの前髪

【目次】

皆さん、こんにちは!FCEトレーニング・カンパニー平井です。

チャンスの女神には前髪しかない

私の大好きな歌手の一人に、竹内まりやさんがいます。

私のことをよく知る方からすると、「ロックじゃないの?」とか「意外ですね」よく言われるんですが…

昔からなぜか聴き入ってしまう魅力を感じるんです。

彼女の楽曲で「チャンスの前髪」という曲があります。

発表が2007年なので、もうだいぶ昔の曲ですが、その曲を聞きながらぼんやりと考えたことがありました。

自分はこれまで、どれだけのチャンスの前髪を掴んできたんだろうか、ということ。

ご存知の方も多いと思いますが、英語のことわざで、「seize the fortune by the forelock.」というものがあります。

和訳をすると、「チャンスの女神には前髪しかない」「通り過ぎた後には掴むことができない」という感じです。

後述しますが、私はチャンスの前髪を散々つかみ損ねるビジネス人生を送ってきていたな…

と、曲を聴きながら振り返ることになりました。

果たして「チャンス」とは?

同時に振り返っていたのは、自分にとって「チャンス」って、どんなものがあったのだろうか?ということ。

正直なところ、最初のうちは「チャンスをつかみ損ねたことにすら気づいていない」という状態だったと思います。

例えば、部署異動や役割の変更などがそれにあたると考えられるのですが、私はこれまで多くの場合それらを「チャンス」ではなく「ピンチ」と捉えることが多かったんですね。

「これまでと違う仕事だから、うまくいかなかったらどうしよう」
「ここで成果が出せなかったらどうしよう」

心理的にはこんな感じです。

そんなことを考えているうちに、やってきていたはずの女神は、とっくに通り過ぎてしまいますし、正確には通り過ぎたことにすら気付かないんですよね。

自分にとってピンチ?チャンス?

私はこれまでのビジネス人生のうち大半を「人前で話をする」ということに費やしてきました。

塾の講師や研修講師です。

今は、一転して経理周りやバックオフィス周りの仕事をしています。

正直なところ、役割が変わると上司から告げられた時は、それが自分にとって「ピンチだ」と思う割合の方が圧倒的に多かったです。

今振り返ると、これはチャンス以外の何物でもないということはハッキリとわかるのですが、恥ずかしながら、その時には全く気付きませんでした。

私はピンチに陥るとどうなるか。

それは、「石橋を叩いて叩いて、その結果、渡るのをやめる」です。

今だから笑って言えますが、当時は本気でそんな感じでした。

チャンスだと思って行動を起こしていれば、もっと早く変化をすることができていたと思うんです。

そう、「チャンスの女神」って、パッと見は「ピンチの女神」見えてしまうことがあるんですよね。

よく「ピンチはチャンス」と言いますが、なるほど、そういうことかと。

ピンチだと思い込むことで、何も行動しなければ、絶対に結果を変えることはできません。だって、何もしないのだから。

逆に、チャンスだと思って行動すれば、仮にうまくいかないことがあったとしても、このチャンスを逃すまいと行動し続けられます。

結局、ピンチなのかチャンスなのかは、起きている事象が決めるのではなく、自分の心のあり方が決めるといってもいいのではないかと思ったのです。

チャンスの前髪が人生に何をもたらすか

私は最近よく人から「以前と変わったよね」と言われます。

本質は何も変わってないと思っています(自分では、ですが)。

ただ変えたことは、ピンチと捉えるのではなく、チャンスと捉えること。

そして、チャンスと捉えて、必死で前髪を掴もうとすること。

掴めているかは分からない時もありますが、少なくとも「掴もうとする」ようになったと思います。

そんなことを考えながら、今回私が振り返り、学んだことは2つ。

一つは、「ピンチはチャンスで、チャンスは変化につながる」ということ。

そしてもう一つは、「ピンチとと捉えるか、チャンスと捉えるかは、ほんの紙一重。」
だったら、「チャンスと捉えたほうが100倍楽しいし、面白い。」

弊社が理念として掲げている「働くをもっとおもしろくする」にも通じているんです。

心ひとつで人生が変わるんだと感じた瞬間でもありました。

私が感じたことが、皆さんの「働くをもっとおもしろくする」ことに少しでも貢献できていたら嬉しく思います。

平井純でした。

PS
竹内まりやさんの楽曲で一番好きなのは「人生の扉」(チャンスの前髪のカップリング曲)です。

年を重ねるごとに、歌詞の内容が響きまくって困ります(笑)

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この記事を書いたコンサルタント

FCEトレーニング・カンパニー (編集部)

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