みなさま、おはようございます!
FCEトレーニング・カンパニー「トレマガ」編集担当、中村天大(てんだい)です。
みなさん、日ごろ「ちかん力」発揮していますか?
最近、私は一生懸命「ちかん力」を発揮し、どんどんちかんするようにしています!
…
すみません。。
変な意味に捉えた人もいるかもしれませんが、もちろん変な意味ではありません。
「ちかん力」は「置換力」と書き、物事の本質を捉え、自分事に置き換える力と言います。
つまり一見自分と関係なさそうな事柄から自分の仕事や生活に置き換えるとしたら?と考える思考力のことです。
私たちの研修やセミナーの冒頭でよく話をしているので、聞いたことがあるかもしれませんし、また別のところで聞いたことあるよ、とか、そんなのいつもやっているよ、部下にも伝えているよという人もいるかもしれません。
実は私、、、
前職では全く置換力が発揮できないダメビジネスマンだったんです。。。でも、置換力をどんどん発揮していけるようになった、一つのきっかけとなった話を、今日はしたいと思います。
あなた自身、もしくは、あなたの会社の社員や部下に置換力を発揮してもらうためのヒントになるかもしれません。
社長、また同じこと言っているよ~
私は前職で、研修やセミナーの時、いつもこんな風に思っていました。
「社長、今日もまた同じこと言ってるよ~」とか、「なんか抽象的な話で分かりづらいな~」とか、もしくは外部講師の研修で、「今日の講師はハズレだな~」とか、「話が下手だな~」とか、思ってました。
(今振り返ると恥ずかしくて、頬が真っ赤になってしまいますが、、、)
当然、私がその研修やセミナーで得られるものは、とっても少なく、行動が変わることもなく、私が思った通り(?)、私にとって意味のない研修になってしまっていたのです。
ところが、こんな話を聞いて、自分の考えが間違っていたことを知り、私は過去の過ちに気付き、頭を抱えしばらく呆然としてしまったのです。
その話がどんな話だったのかというと、「あなたは、話を聞く達人になっていますか?」ということだったんです。
「話を聞く達人」はプレゼンの達人でもあり、できるビジネスマンの条件なんだ、という話でした。
伝える達人、受け取る達人
この話は私たちの会社の全社朝礼で、会長からあった話でした。
会長は、私たちのセミナー「リーダーに求められる3つの資質と7つの習慣(R)」の講師もしているのですが、とにかくありとあらゆるプレゼンテーションの勉強をしています。
気が付くと、北海道で1週間泊りがけの研修などに行っていた…なんてこともありました。。。
しかし、常に上を目指しており、「まだまだ伝える達人にはなれていない、、、」といつも言うのですが、その朝礼の時だけは少し様子がおかしかったのです。
どうおかしかったのかというと、「私は伝える達人ではないけど、社員であるみなさんは話を受け取る達人になろうとしていますか?」
と言い出したんです。。。
「受け取る達人?って何だ?」
プレゼンの達人になる近道とは…?
実は会長があるセミナーに行ってきた後だったようなのですが、そのセミナーは、プレゼンテーション力についてのモノだったようです。
プレゼンテーション力があるというのは、もちろん伝える達人ということなのですが、そういう人は話を受け取る達人でもある、というのがそのセミナーの内容だったようです。
まぁ、たしかに考えてみると、受け取る達人はすぐ行動が変わるから、行動の達人になり、どんどん伝える力も伸びていくから伝える達人になるのかもしれませんね。
伝える達人になれば、受け取る側は達人であろうが、凡人であろうが、話を聞いて、それを自らの仕事に置き換えることができる。
でも、心を動かし、自分事に置き換えさせるなんていうプレゼンを誰しもができるわけではない。(もちろんそういうカリスマ講師もいると思いますが…)
だから最も良いのは、話を聞く側も、受け取る達人になる努力をすること。
そして、プレゼンの達人になる一番の近道は、まず受け取る達人になること。
伝える方も凡人、受け取る方も凡人、だと最悪ですが、大抵の場合、プレゼンをする人というのは、それなりに伝える力があるケースが多いと思います。
でも受け取る側が、下手くそだったら、せっかくのプレゼンも意味をなさなくなってしまいます。
(そう、私がかつてそうだったように、、、)
だから上っ面の話だけ聞いて、使えるとか使えないとか、判断するんじゃなくて、どう自分の業務に取り入れるか?という風に話を聞けなかったら、いつまでたってもプレゼンテーション力は上がらない。と言われたんです。。。
…
で、私はこの話を聞いて、自分の過去を思い出し、本当に本当に恥ずかしい気持ちと、情けなさ、自分のダメさに気付いたのです。
そして、この朝礼から、自分を変えようと決意し、「ちかん力」を発揮し始めたのです。
あなたの会社の社員や部下は私のように、受け取る凡人になってしまっている人はいませんか?
もしくは、あなただけがとにかく一生懸命伝える達人になろうとしていませんか?
もしかすると私たちの会社の事例、私の経験から置換して、同じように、社員や部下を「受け取る達人」にする努力をすることで、少しでもお役に立てたら嬉しいです。
以上です。
中村天大でした。
PS
先日、親知らずを初めて抜きました。実は、ものすごい角度で生えていて、抜くのが大変だと知ってから、4年間放置していたので、抜いた後の激痛と高熱で週末はダウンしていました。
親知らずは、早めに抜くことをお勧めいたします。。。
PPS
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