TRAINING

xDrive

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株式会社パンスール

今回は、株式会社パンスール 代表取締役の寺嶋様、リーダーの水野様にお話を伺いました。株式会社パンスールは代表の寺嶋様が2008年に起業された、総合的デザイン制作・広告制作会社です。同社は注目の西日本ベンチャーにも選ばれ、間も無く社員数は100名を越えようとしています。しかし、数年前まではビジョンもない状態だったといいます。今回はそんな同社が、人材育成や組織づくりに本気で取り組み始めた前後のお話を伺いしました。そこには、どんな課題や苦労・苦悩があったのか? そしてどのような変化があったのか? 弊社の支援「xDrive」の効果についてもインタビューをさせて頂きました。

業種 マスコミ・広告
企業規模 11~100人
対象者層 全社員
導入サービス xDrive

「xDrive」を取り入れた結果、リーダー陣が経営者意識を持ち始め、自社の「ビジョン」を自分の言葉で語ってくれるようになった。

100人の組織を目指した理由

― 株式会社パンスールが100人の組織を目指した理由を教えてください。

寺嶋

「パンスール」という会社は私が学生時代に1人で立ち上げてスタートした会社です。それから、本当に良い人の縁があって、いろんなチャンスやアイデアが生まれ、大きくなっていきました。元々一人では何もできないと思っていて、一人で何かしようという考えはなく、私はとにかく人を大事にしています。昔から1人でいるのが好きではなかったですし、常に誰かと支えあって生きてきたので、チームで一緒になって成功や失敗を経験したりするのが好きで、そういう輪の中に人を巻き込んでいくのは自分の得意技だと思っています。


「パンスール」は3年前に100人規模にしようと思い、そこを目指してやってきました。背景として、業界的には専門性の高い会社がたくさんできてきて、私たちのような総合力を売りにしている会社は多くありません。だから私たちはそういった業界の流れに逆行して、そこを売りにしたいと思ったんです。なので、「制作人数100人の会社です」と言うと、驚かれますね。

 

「このまま走り続けても、これ以上売上は増えない」と思った

― なぜ組織づくりや人材育成に着手されたのか教えてください。

寺嶋

従業員が30人くらいの規模の時で、「これから会社を大きくしていくぞ」というタイミングがありました。数字的には売上10億円を目指そうと考えていた時で、この時、私は壁にぶつかっていました。30人規模までは、私1人で会社の売上の9割ぐらいをあげていて、それまで夢中で走ってきたのですが、一気に10人ぐらいのメンバーが辞めてしまったことがあったんです。その時に、「さすがに自分一人では限界がある」ということに気づきました。

「このまま走り続けても、これ以上売上は増えない」と思いましたし、「自分と同じように動いてくれる自分の分身のようなメンバーを作っていかないといけない」と思うようになったんです。それまで「パンスール」には経営ビジョンもなく、数字についてもメンバーは全く知らず。数字を気にしていたのは私だけ。なので当然のことですが、メンバーはなぜ数字を追うのか、とか、そもそも自分たちの会社がどれくらいの売上なのか、なんてこともみんな全然知りませんでした。だから、そんな状態を変えようと、人材育成や組織作りを始めようとしたんです。

しかし、私には欠点がありました。私は、学生時代に起業をしてしまったので、バイトも含め、組織に入って働いたことがなかったのです。なので、そもそも組織というものが何も分からない。一生懸命本も読みましたが、経営のビジョンを立てるとか、知識的なものは分かっても、結局、組織というのは人なので、どうすればいいかが分からず、そして共感してくれる人も社内にはいませんでした。

 

机上の空論ではなく、目標数字達成のためのマネジメント

― 弊社の支援の導入の決め手を教えてください。

寺嶋
自分たちが悩んでいる課題とリンクした
からです。先ほどお伝えしたように経営やマネジメントは本を読むだけでは分からなかったので、その頃、いろいろなところに情報を取りに行っていました。その時に、たまたまFCEさんのセミナーに行きました。そのセミナーの内容が、ちょうど自分たちが壁にぶつかっていることと、すごくリンクして「まさに俺らのことや」と、衝撃を受け、すぐやろうと思ったんです。

セミナーは営業担当役員と一緒に受けたのですが、すごく感銘を受けたのを覚えています。

他社のセミナーでは、社内モチベーションとか、社内満足度を上げようとか、そういうのが多かったんです。でも、二人とも営業マンなので、当時はあまりピンとこなかったんですよね。正直、「従業員満足度」とか言っている状態でもないな、と。今となっては、もちろんその辺りもすごく考えていますけど、当時はもっとベンチャーだったので、机上の空論ではなく、すごく現場感があり、目標数字達成のためのマネジメントであることがすごく伝わってきたFCEさんに対して、間違いなくこれだと思ったんです。

 

「xDrive」を受けて起きたリーダーたちの変化

― 「xDrive」でのリーダーたちの変化を教えてください。
 

【リーダー陣が経営者意識を持ち始めた】


寺嶋

まず、リーダー研修という場がある事でリーダー陣の意識が変わったと思います。彼らが、会社の代表として時間を使うことで、会社からの変革に対する本気の姿勢が伝わり、意識が変わったスタートになりました。それまでは、役職はあれど、なんとなくリーダーという雰囲気だったのですが、そこからすごく変わりましたね。

そしてトレーニングを経て、いろんな課題が浮き彫りになりましたが、その会社の課題に対して、リーダー陣が自分事として捉え始めてくれたんです。「会社自体を自分たちで動かさないといけない」、「変えないといけない」ということを会議等で持ち出すようになってくれました。会社という組織のことをリーダー陣と一緒になって考える時間が増え、私としてはすごく楽になりましたね。今振り返ってみると、最初は本当に役員だけで戦っているという感じだったんですよ(苦笑) でも今は一緒に考えるメンバーが増えました。これは本当に大きかったです。

一人で売上を上げるのには限界があります。なので、業務を分解し、リーダーに責任を持たせると、その任せた部分に関しては徹底的にその責任者が考えるので、責任感を持って動くということができ始めました。

最初は目標数字も現状の売上も知らない人が多かったので、採用についても「感覚的に忙しいから人を入れたい」という感じでしたが、最近はそういうことはなくなってきましたね。各々が数字をしっかり見て、一人当たりの負荷がどれぐらいかかっているかを考えた上で「じゃあ採用しようか」なのか、それとも「今、人を入れてもマイナスになってしまう」なのかということを自ら考えられるようになりました。なので、だいぶ経営者の目線に近づいてきてくれたと言えます。

それから「xDrive」では講師がズバズバと言ってくれるのもありがたいです。どうしても私が言ってしまうと、ついつい一方的になってしまったりするのですが、講師が代わりに伝えてくれると、私たち幹部は参加メンバーをサポートする感じになり、良い空気になりました。

最初の頃は、トレーニングが終わった後に都度、講師と打ち合わせをしていましたが、最近は私が何も伝えなくても、トレーニング時に講師が本質的なところを突いてくれるのですごく助かっています。逆に、本当に本質の部分を突いてくれるからこそ、私たちもごまかせなくて、良い緊張感もできています。講師の方は、私たちの人事担当役員みたいな位置づけになっていますね。

【リーダー陣から「ビジョン」についての話が出てくるようになった】

寺嶋
そもそも「ビジョン」がなかったところから始まりましたが、今では、リーダー陣から「ビジョン」についての言葉が出てくるようになりました。全ての考え方の原点がそこにあり、今では全ての行動がそこに紐づいて動くようになって、「ビジョン」がかなり浸透していると感じるようになりました。そして、目標数値に対してもそうです。「xDrive」を経て、全ての計画、行動、発言が「パンスール」の目指す「ビジョン」に向かうようになりました。リーダー陣と自分との発言も近くなり、考えのギャップも無くなり、根底が揃ってきたと感じています。

これまではどうしても私が感覚で話してしまうことが多く、伝わらないメンバーも多かったのですが、「xDrive」のトレーニングを通じて、リーダーたちが徐々に理解し、吸収し、腑に落としてくれて、さらに下のメンバーにも伝えやすくなったと思います。ですが、まだまだ現場の末端まで浸透しているかというと自信がないので、今後の課題はそこだと思っています。リーダー層とリーダー層以下とのギャップですね。うまくいっている部署は現場メンバーが共感してついてきている感じがありますが、まだうまくいっていない部署では、リーダーが「よっしゃ走るぞ」と言って後ろを向いたら誰もついてきてないみたいな…ということが起きているので今後はそこに取り組んでいきます。

 

今やっていることに固執せず、チャレンジしていく

―最後に、今後目指す目標とチーム作りについてお聞かせください。

寺嶋

リーダー陣がさらに自分と同じような経営目線を持てるようになってもらい、将来的には社長になれる人を育てていきたいと思っています。最終的には会社全体をホールディングス化していきたいと思っているんです。実際に、今、売上4億円を目標にしている部署があり、それは少し前の会社全体の売上目標なので、その目標が達成できるようなら、社長はできると思うんです。

そして、この先の10年を考え、さらに上の100億円の企業を目指そうと思っています。そのためにビジネスモデルの転換も視野に入れています。少し語弊があるかもしれませんが、この先は、今のクリエイティブな業種だけに固執していません。今のビジネスだけをこの先何十年もやっていけるとは思っていないからです。なので今の社員が持っている能力を活かして一緒に事業をしたいと思っていて、可能性を感じたことがあれば、一緒にどんどんチャレンジしていきたいです。おそらく事業は変わっていくだろうなと考えているので、いろんなビジネスの可能性にチャレンジしたい人が出てきて欲しいとも思っています。

やっぱり一人では何もできないので、みんなと一緒に事業を成長させていこうと思っています。

「xDrive」を経て、自分たちリーダー陣は「会社を経営する側」になった。目標達成に対しての意識も変わり、チャレンジできるようになった。

 

「xDrive」を受けて起きた変化

― 「xDrive」を受けてどんな変化があったか教えてください。

【各部署のリーダーがこのトレーニングを受けて、会社を経営する側になった】


水野

これまでは常に仕事に追われていました。余裕もなく、とにかく手を動かすことだけで、なかなかチャレンジをするという思考になれませんでした。しかし「xDrive」を受けた今は、仕事をやらされている感覚はなく、グラフィック制作部である自分たちも会社を成長させるために、チャレンジしていこうという思考に変わりましたね。

これまでの制作部は自分たちを守る仕事になっており、案件がきたらとりあえず「こなすだけ」でした。売上については営業がやることだとやっぱり思っていた部分があります。でも今は、営業側ともしっかり話をして「むしろこういう風に進めたほうがいいんじゃないか?」と伝えられるようになりました。自分たちも売上に対して待ってばかりいたらいけないと思うようになったんです。そんな風になれたのは、各部署のリーダーが同じようにこのトレーニングを受けて、会社を経営する側になったというのがあると思います。リーダー陣で会社をもっと良くするためにはどうしたらいいかということをたくさん話し合いました。

【現状把握と要因分析がしっかりできるようになった】

水野
「xDrive」を受けて一番変わったことは、とにかく現状把握をするようになったこと
です。それから要因分析。これまでは「今月はこれだけやりました。結果ダメでした」というだけだったのですが、今は結果が出たら、それがなぜ良かったのか? もしくはなぜ悪かったのか?ということをしっかりと要因を考えるようになりました。とにかく、まずは現状把握なので、そのあたりはかなり習慣化しましたね。

【目標達成に対しての責任感が変わった】

水野
目標達成に対しての責任感が変わった
と思います。前まではちゃんと仕事をしてミスなく納品するというのが自分の責任だと思っていたのですが、責任の幅が広がりましたね。以前に比べると、自分の中でも分かるくらい変わりました。

「xDrive」が始まる前までは、マネジメントをそこまでやってきたわけではありませんでしたし、先ほどお伝えしたようにお金の面はとりあえず営業任せみたいなところがありました。しかし、「xDrive」を受けたことで、もし仮に自分の部署で会社が成り立っていたとしたら、もっとやらないといけないことがあると考えるようになったのが、「xDrive」を受ける前と後とで差が出たと思います。

マネジメントのやり方も変わったことで、部下とのコミュニケーション量が増えました。自分の中でもマネジメントの課題が何なのかがよく分からなかった部分がありましたが、トレーニングを受けて実際に部下とのコミュニケーションを取ってみて自分自身の変化を感じています。

 

会社のビジョンや目標を現場のメンバーにまでしっかりと伝えていく

― 水野さんの今後の目標を教えてください。

水野

これまで、私はグラフィック制作の部署だけを見ていましたが、これから新たに動画部・編集部も見る事になります。マネジメントする組織の規模が倍になっていくので、まずそれが一つの自分の挑戦ですね。私は今もまだプレイングマネージャーとしてやっていますが、今後さらに大きな仕事も任されていくので、組織を動かせるようになっていきたいと思います。

それから、会社やチームが目指しているビジョンや目標、社長の発言の意味や社長の想いが私たちリーダー陣には伝わっているのですが、まだまだ現場には落ちていないと思っています。そこを伝えていくのは私たちの仕事だと思っているので、現場のメンバーにまでしっかりと伝えていくことが今後の課題であり挑戦として考えています。

COMPANY DATA

株式会社パンスール

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