自分で言うのもなんですが、
わたし、結構「やる気」ある方なんです。(笑)
仕事で成果を出したいし、もっと大きく会社やお客様に貢献したい!
新人の時からずっとそんな気持ちで働いていました。
きっと、トレマガを読んでくださっているみなさまも、
そういう方ばかりだと思います。
だからこそ、「やりたいこと」がたくさんあるのだけど、
なかなか上司がYESと言ってくれない。
そんなことありませんか?
なかなか認めてもらえない
以前、新しい部署に入ったばかりの頃、こんなことがありました。
当時異動したのは「採用活動」をする部署。
上司からも「どんどんチャレンジをしてほしい」と言われていたので、
今までやってきたことではなく、私にできることをやろう!と意気込み、
まずはFaceBookや ツイッターなどのSNSを利用したい、とか、
とにかく学生が面白がってくれるようなセミナーをやりたい、とか、
異動して即座に、たくさんのアイデアを上司や先輩に相談しました。
でも、上司は「うん、それもいいと思うよ」とは言ってくれるものの、
なかなか具体的なアドバイスをくれませんでした。
それどころか、採用ブログを毎日決まった時間に更新することだったり、
説明会の運営や話す内容など、決まりきった内容についての引継ばかり。
「もっと色んなことやりたいのに、何で認めてくれないんだろう」と、
少しずつ不満がたまっていきました。
でも、忙しい部署だからしょうがない、と思い、
言われたことをその通りにやっていたら、
「もっと考えないとダメだよ」と言われる始末・・・。
考えて相談しているのに、理解してくれないのは上司が悪い!と思いつつも、
私のアイデアが幼稚だからいけないのかな・・・と悩み、
思い切って上司に聞いてみたのです。
「わたし、色々考えて、やりたいこともあるのですが、
どうやったら認めてもらえるようなアイデアを考えられるんでしょうか」
なぜ、アイデアが認められないのか?
上司から返ってきたのは、たった一言でした。
「それで目標達成するなら、いいと思うよ」
『え、それじゃあ・・・』
と思いましたが、少し考え直してみることにしました。
当時、私に与えられた目標は「優秀な人材を10名 採用すること」。
(実際はもう少し詳細な定義がありましたが)
そのためには、
・とりあえず、SNSを使ったら目標達成するのだろうか?
・「面白い」セミナーを行ったら目標達成するのだろうか?
よくよく考えてみると、「それらをやったからって、必ず達成するわけじゃないな・・・」
そう思わざるを得なかったのです。
理論も、覚悟も。
とはいえ、まずやってみることも大事だよな・・・。
でも、上司に聞かれたら絶対いい方法です!とも言い切れないし・・・。
とモヤモヤと思っていた私に、仲のいい先輩がこんな声をかけてくれました。
「でも、要はそのアイデアを絶対にやった方がいい!
っていう覚悟が、大司さんにあるかどうかだよ」
その時、わたしはハッとしました。
わたしは、確かにやる気もありましたし、アイデアもありました。
でも、「そのアイデアで目標達成するかどうか」ということについて、
上司にきちんと説明できる「力量」や良い「伝え方」を持っていませんでした。
でも、所詮「そんな理由であきらめがつく程度のアイデア」しか持っていなかったんです。
『上司が、思ったより賛成してくれなかったから』
『伝え方がうまくなかったから』
『なぜ、それで目標達成するのか、上司に理解してもらえなかったから』
という理由で、「別にやらなくてもいいや」と思える程度の
アイデアでしかなかったのです。
その時、私は自分の姿勢について振り返りました。
やる気もあるし、成果を出したいと思っている。
でも、本当に目標達成するために必要なことを考え抜いているか?
そのために「やるべきことをやる」覚悟があるか?
そう問われると、実はなんとなく「あれやりたい、これやりたい」と
思っているだけだったな、と思ったのです。
やる気も、アイデアも大事です。
でも、それらが「本当に目標達成につながっているかどうか」。
そして、目標達成につながる、と心底思えるのであれば、
それを「何が何でも周りを納得させ、やり抜く覚悟があるかどうか」。
もし、自分のアイデアが何だかいつも採用されないな、と
感じることがあれば、一度この視点で自分のアイデアや考えを、
振り返ってみるといいかもしれません!