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それ、相性の問題?

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2016/10/04


表現が悪いかもしれません。

でも、正直なことを言います。

わたし、前の会社で、どうしても「相性が悪い部下」がいたのです!

当時わたしは新入社員でした。
でも大きくはない会社でしたし、わたしはアルバイト時代から働いていたので、
入社時から、部下をつけてもらうことになったのです。

部下、といってもアルバイトのスタッフではあるのですが、
毎日出勤してくれる方だったので、ほぼ社員のようなもの。

わたしの少し後に入社しましたが、仕事の飲みこみも早く、
どんどんとこなしていってくれました。

女性同士だし、うまくいきそう!と思っていたのですが、
どうも、少しずつ話がかみ合わなくなっていったのです。

「●●さん、これやっておいて、って言わなかった?」
とわたしが言えば、
『え、ここまでやっとけばいいんじゃないですか?聞いてないですよ』・・・。

逆に、
『大司さん、この前おっしゃってた件なんですけど、
やっと終わりました!がんばったので、見てください!』
と言われても、
「ありがとう。・・・でも、これもっと後回しでもいいよ、って言わなかったっけ・・・」

と、お互いに一生懸命仕事をしているのに、
なぜかすれ違いばかり・・・。

しまいには、どんどんとお互いに不満がたまってしまい、
ギクシャクし始めた上に、時には軽い言い合いをしてしまう始末でした。

最終的には、上司も一緒に何度も話し合い、ちょっとずつ関係が修復してきたのですが、
わたしの中ではずっと、
「彼女の“上司”には、なってあげられなかったな・・・」という
後悔がありました。

木曜日までに?

その後転職し、今の会社で働き始めた頃のこと。
ある木曜日の朝、こんなことがあったのです。

『大司さん、木曜日までに、って言っていたA企画の資料もらえる?』
と上司に言われました。

「はい、今日ですよね。それなら今日午後会議の後に取り掛かるので、
18時までには提出します」

というと、上司が『え?』という顔。

実は私が「木曜日中に作ればいい」と思っていた資料は、
上司は「木曜日に使えるように」ということを依頼していたようなのです。
それで「木曜日までに」という言葉を使ったとのことでした。

その時、正直わたしは、
『え、それならもっとちゃんとそうやって言ってよ・・・』と思ってしまいました。

でも、その時上司はこう言ってくれたのです。

「今度から、一緒にTEARをしながら確認をするようにしような」

「TEAR」とは、わたしたちの会社で「指示受けの法則」と
よばれているものです。
以下の行動を表す単語それぞれの頭文字をとったもの。

●Take memo:メモを取る
→上司(相手)から指示された内容をメモすること
●Expect:期待水準を確認する
→上司(相手)がどの程度の仕事を期待しているのか確認する
●Ask:質問する
→自分が理解した内容で合っているか、上司(相手)に質問する
●Reverse:復唱する
→自分の理解を整理しながら復唱する

指示を受ける時点で、これら一つひとつを
指示を受けた側が確認するのです。

その時、ふと前の会社でのことを思い出しました。

当時のわたしは、自分が出した指示や依頼は
「しっぱなし」
で、一緒に確認する、ということをしていませんでした。

それで思っていることに“ズレ”ができてしまったことで、
部下であった彼女も、どんどんと確認しづらくなってしまったのでしょう。

だから、いつもお互い懸命に仕事をしているのに、「言った」「言わない」、
「聞いた」「聞いていない」というトラブルになってしまい、
さらに、それをわたしは
「彼女とは性格が合わないんだ」と片づけてしまっていたのです。

そこから、まずは自分自身がTEARをすることを
「当たり前」にできるように、
上司にも協力してもらいながら、何度も繰り返しました。

不思議なもので、そうすると、
上司に質問をしたり、わからないことを徹底的に聴く、ということも
次第にできるようになっていったのです。

相性の問題?

お互いの意図を理解できるかどうかは、
相性の問題ではないのだな、と実感しました。

前の会社の彼女とも、普段は性格も似ていて、仲が良かっただけに、
このような仕事の仕方を知っていれば、
「相性が良かった」んだろうな、と本当に思います。

考え方、捉え方は人によって違うからこそ、
「確認するルール」をきちんと設ける。

・指示が上手く部下に使わらない
・上司の指示通りにやっても、なんだかうまくいかない

と感じることがある方は、
ぜひこの「TEAR」を実践してみてくださいね!

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大司奈緒

大司奈緒

イノベーション Div.マネージャー。トレマガ執筆者。株式会社FCEトレーニング・カンパニー
大学4年生で就活を終えた後、アルバイトではじめた家庭教師派遣業での経験から、急遽「教育」分野へシフト。その後、『7つの習慣』との出会いをきっかけに、もっと自分の力をつけようと、当時東証一部上場のコンサルティング会社へ転職。 子ども向けの「7つの習慣(R)」プログラム企画・開発職に従事し、FCEトレーニング・カンパニー創業メンバーへ。 マーケティング室を立ち上げ、マネージャーとして試行錯誤しているうちに、トレマガにその紆余曲折を好き勝手書いて(ごめんなさい)配信するように。 働くを“もっと”おもしろくしたい!という思さの強さがゆえに、よく凹み、よく泣き(※いい時も悪い時も)、よくテンションが上がる。若干面倒くさい女子(仮)。 今のミッションは、 「自分が得たいことに夢中であること」 「最高のHEROMAKERになること」 最近はまっているのは、チームの生産性向上(と、言う名の定時退社の画策)。

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