みなさま、こんにちは!
FCEトレーニング・カンパニー「トレマガ」編集担当、大司奈緒(たいしなお)です。
先日のトレマガでもお送りした通り、4月~5月、わたし実は「腰痛」の治療をしていました。
外出や通勤するときも、スニーカーにリュックスタイル。そして何より、杖が手離せない状態でした!
…だったのですが、先日病院にいったら先生にすごくショックなことを言われました。
それは…
「大司さん、杖、やめましょう」
先生はそう言ったんです。正直信じられませんでした。その時は、まだ長時間座ることは難しく、なんとか会社の通勤ができるようなったくらいの状態だったのに!
通勤や外出するときに、また、もし、痛くなったら…。万が一それがひどい痛みともなれば、何かにつかまらずには立ってさえいられないこともあります。
そうしたら、どうしたらいいんだろう…。
そう戸惑う私に、先生はこう言いました。
転ばぬ先の杖
「今、大司さんが杖をもっている理由は何ですか?」
わたしが杖を持ち歩く理由。それは、「何かあったら、また痛みが増したら、歩けなくなるかもしれない」からです。
それを先生に伝えると、ゆっくりと諭すようにこう言われました。
「そうですよね。まさに“転ばぬ先の杖”だと思います。悪いことではないですよ。痛さが怖いのもよくわかります。でも、一番大事なのは“杖がなくても普通に歩けるようになること”なんです。もう無くても歩くことはできるのは、わかっていますよね。でも、“怖い”から手離せない。言ってしまえば、理由はそれだけなんです。今、歩けないから杖を持っているわけじゃない。自分でこの“怖い”を取り除くのはすごく難しいと思うんです。だから、私が言いますね。大司さん、杖、やめましょう」
グサッ
この言葉を聴いたとき、深く納得したと共に、心に“グサッ”とくるものがありました。これ、腰痛のこともでもありますが、私の考え方や性格のことでもあるな、と思ったんです。転ぶのが怖い、失敗するのが怖い、だから「自力でできる」ことも、つい上司に頼りすぎたり自分でやろうとしても勇気がでなかったり…。仕事でもそういうことがあるな、と思ってしまったんです。
杖を、やめたらわかったこと
そして、杖をやめました。最初はなんだか体が安定しない気がしましたが、それも3日間くらいのことでした。それから今まで、杖は玄関に立てかけられたままです。
朝会社に行くたび、チラッと杖が目に入ります。
そのたびにいつも自分に「杖を、捨てろ!」といつの間にか言い聞かせるようになりました。
・自分がやりたい仕事に手を上げるとき
・後輩に仕事を任せたいけど、自分がやった方が…なんて思ってしまう時
・何か勇気がでずに、踏み出せない時
そういう時に、いつもこの杖を思い出します。
皆さまも、何かもう一歩踏み出したいときに、
ぜひ自分に「自分を支える、杖を、捨てろ!」と言い聞かせてみると、
結構すぐに自力ですいすい歩けるようになるかもしれませんよ!
以上、大司奈緒でした!