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失敗する研修って…?

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2016/09/28


「人材育成って難しいですよね~。
研修やっても、なかなか変わってくれなくて。」

この間、ある会社の社長さんがこんな風にぼやいていました。

これまで、いろんな会社から研修の提案を受けて、
いろいろ試してはみたものの、なかなかうまくいかず、
悩んでいたのです。

実は、その時、私は会長の面談に同席していました。
会長はその話を、うんうんと頷きながら聞いていたのですが…

話がひと段落着いた時、会長は突然立ち上がり、
ホワイトボードへ向かいペンを手に取り、こう言いました。

「○○社長、研修ってマネジメントが必要なんですけど、
失敗する研修って、いいおはなし、で終わっちゃうんですよね。
でも、けっかがよい研修にしたいじゃないですか?」

そう言って、ホワイトボードに、縦書きでこんな風に書きました。

「いいおはなし」

「けっかがよい」

お相手の社長は、ちょっと首をかしげながら、
「え、えぇまあそうですね…」と答えました。

私も、会長が突然そんなことを言いだし、
ペンを手に取ったので、
どうしたんだろう??何が始まるんだろう??と思っていました。
少し間が空いた後に、会長はさらに文章をプラスし、
ゆっくりと話し始めました。

私はその話を聞いて、とても驚きました。

そして、すごいな~と思いました。(いろんな意味で)

失敗する研修マネジメント、成功する研修マネジメント

文章が追加されたホワイトボードにはこう書いてありました。

い:いきなり
い:一方的な指示だけで
お:押しつけ的な研修に参加させ、
は:「はい、あとはがんばれよ」と放任
な:(できなければ)「なぜ、できないんだ?」と
し:叱咤する

「これが失敗する研修のマネジメントです。」

会長は言いました。

そして、その隣には、成功する研修のマネジメントについても
書かれていました。

け:計画的に
つ:強く期待を伝えた上で、
か:感動的な研修に参加させ、
が:「がんばろうな」と寄り添う
よ:(できなければ)良い方法はないか?と
い:一緒に考える

「これが成功する研修のマネジメントです。
結局、研修を活かすも殺すもマネジメントする側ということです。
以上、終わりです。」
お相手の社長は、はっとした顔をして言いました。

「これは、研修だけではなくて、日々のマネジメントでも
言えることですね!」
そんな状態で私が思ったのは2つ。
この説明で、あきらかに社長の研修に対するパラダイム
(考え方、捉え方)が変わりました。
語呂合わせの解説によって、受け入れ感が高くなった印象でした。

そして、「語呂がうまいな!よく思いついたな!」ということでした。

成功する研修マネジメント

この語呂、本当にうまくまとまっていますが、
研修を実施する上で、私たちがよく伝えていることです。

研修を活かすも殺すもマネジメントする側次第。

私は、送り出される側として、研修に参加すると、
やはり一時的にはモチベーションはグンと上がります。

「よし、頑張ろう!」
「結果を出そう!」

といつも思います。

でも、研修から戻ってくると、
そこには研修前と何も変わらない日常が待っています。

いくらモチベーションが高くなっても、
そう簡単に、これまでの習慣を変えることができません。。

「意識は変わったはずだけど、、、」
と、結果や行動がなかなか変わらず、悩み苦しみます。

でも、そんな時に、
「研修出たのに、なんでできないんだ?」
と叱咤されるのではなく、
「がんばってるな!一緒に考えよう!」
と寄り添ってくれる上司がいて、
モチベーションが保たれ、いや、むしろ、
モチベーションの炎が研修直後以上に再燃
した経験が何度もあります。

なので、実体験をもって、
成功する研修のマネジメントには激しく同意しました。

語呂がいいので、そっちに感心してしまいましたが、
まとまっている内容は本当にその通りだと思うので、
あなたの会社の研修マネジメントの見直しやチェック
のヒントとして、この語呂を使ってもらえたら幸いです。

…面談後の話、

面談の帰りに会長に聞きました。

「会長、あの語呂、すごいですね!よくあの場で思いつきましたね!」

すると、会長はサラッと答えました。

「あ、あれね。いろんな人から、「研修ってうまくいかないよね?」
って言われることが多いから、その原因を踏まえて、昔、作ったんだよ。
面談中に思いついたわけじゃないよ。
てか、そんなの無理でしょ?」
「…そうですね。。」

以上、天大でした。

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中村天大

中村天大

株式会社FCEトレーニング・カンパニー、マーケティングDiv.サブマネージャー。トレマガ執筆者。茨城県牛久市出身。大学では半導体工学を専攻していたが、「自分はアインシュタインみたいな天才にはなれないし、自分が天才になるより、天才を見つけ、育てる方が価値あるんじゃないの!?」と思い、学部の9割以上の人が大学院に進学する中、、突如、教育業界に進路変更し、大学を卒業。社会人2年目でマネージャーへ昇進し、バリバリ働くが、働きすぎて身体を壊す。また、塾で子どもたちに「夢を描け!世界で活躍しろ!」と言っているが、「てゆーか、そもそも自分はどうなのよ?」、「まず、語れる自分にならなきゃなんじゃないの?」と思い、その後、FCEトレーニング・カンパニーへ転職。しかし、世の中は甘くなく、人材育成事業のコンサルティング営業職に就くが、元気と笑顔だけで生きてきたので、思ったようにお客様の成果に結びつけることができず…「お前、ここで死に物狂いになれなかったら、もう行くところないよ?」と、上司に言われ、マーケティングDiv.へ異動。おっちょこちょいで、超楽観的な性格から、「こんな感じでたぶんイケると思います(^^♪」という計画を、上司たちに木っ端微塵にされ、叱られながらも徐々に成長。。。言葉通り、死に物狂いで働き、勉強し、グループ内でジ・エンプロイー・オブ・ザ・イヤーを受賞。現在に至る。私にとっての働くをおもしろくするは、豊かな人生を送るために、おもしろく働く。おもしろく働くから成果が出る。成果が出るからプライベートも充実し、楽しい人生になる。
中村天大

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