問題です。
友人から「明日、映画を見に行かない?」
と電話がありました。
翌日、あなたはその友人と待ち合わせをしたのですが…
会うなり、友人から、
「ねぇ、やっぱり今から海に行こう」
と言われました。。
あなたはどちらのタイプですか?
A:いやいや、映画を見に行こうよ…(イラッ)
B:海もいいね!海行こうか!
…
…
実はこれ、
先日のわたしたちの会社の朝礼で、会長から出された問題でした。
Aタイプ、Bタイプは大体半々でした。
この問いの解説から気付いたこと、
反省したことがあり、
「なるほど…これは知っておいた方がいいな…」
と思いました。
なので、今日はそれをシェアしたいと思います。
問題:映画の約束
先ほどの問題ですが、実は、もう少し細かくて、3問ありました。
第1問は、
友人から「明日、映画を見に行かない?」
と電話がありました。
あなたの受け答えは?
A:何を見るか、何時に見るか、どこで見るかを決めておきたい。
B:詳しいことは、明日の朝、電話する、と言われても構わない。
…
(あなたはどちらでしょうか?頭の中で答えてみてください)
…
第2問。
その友人から電話で、
「詳しいことは、明日の朝、電話するね!」
と言われました。
あなたの受け答えは?
A:朝の何時に電話してくるのか知りたい…
B:朝の何時に電話してくるのか分からなくても構わない
…
(どうでしょうか?)
…
最後、第3問。
翌日、あなたはその友人と待ち合わせをしたのですが…
会うなり、友人から、
「ねぇ、やっぱり今から海に行こう」
と言われました。
あなたの受け答えは?
A:いやいや、映画を見に行こうよ…(イラッ)
B:海もいいね!海行こうか!
…
…
…
以上です。
あなたはAタイプ、Bタイプ、どちらのタイプだったでしょうか?
私たちの会社の朝礼の時は、大体半々に分かれました。
予定は◯◯タイプ
この問題の後、会長は
Aタイプを「予定は決定タイプ」
Bタイプを「予定は未定タイプ」
と名付け、下記のように解説してくれました。
「予定は決定タイプ」、この人は、目標を決めて、自分の仕事を与えられたらめっぽう強いタイプ。計画的、合理的に仕事を進めていくので、目標に執着する過程で、ブレイクスルーが起きる可能性があります。
しかし、目標に執着するあまり、目的を忘れてしまう「手段の目的化」が起きやすいのがAタイプの特徴です。「目的は何?」と考えないと、気付かないうちに、ついつい手段が目的になってしまいます。Aタイプの人は、他にも手段は1万通りぐらいあるんだよってことを意識する必要があります。一方、「予定は未定タイプ」は、
あまりやり方にはこだわりません。効率的にゴール達成を目指し、プロセスに柔軟にゴールに進んでいくことができるので、視野が広く、良いやり方を発見できる可能性が高い。しかし…仕事をキッチリキッチリやるタイプではないので、ちょっと迷惑な人と思われることも…どの手段がいい、というのを決めないので「手段の拡散化」が起きてしまいます。「これもいいじゃん、あれもいいじゃん」と、自分の時間や使えるお金などのリソースをあまり考えずに大変なことになってしまうことがあります。目的を考えて、手段を選んでいく必要があります。
…という解説でした。いかがでしたでしょうか?
大事なコト
「うわーめっちゃ当てはまる…」というのが朝礼の時の私の率直な感想でしたが、まず、大事なことは、自分のタイプを知り、別のタイプの人もいるということを理解し、それぞれの特徴、良さを認めることだと思いました。
映画の約束の問題で言えば、
「やっぱり、今から海を見に行こう」
と言われて、
「いやいや…」
という人もいれば、
「いいね!」
という人もいるわけで、タイプがあることを知らなければ、
「はぁ?何言ってんの?」
とか、
「えっ、何で怒ってるの?」
ということになってしまいます。これは仕事でもよくある話だと思いました。私はBタイプなので、どちらかというと、結構コロコロとやることや指示することが変わります。
なので、
「承知しました!(勢いよく)」
という部下もいれば、
「えっ、さっきと言ってること違うじゃん…どっちやればいいの?(イラッ)」
という部下が、これまでにいました。これはどちらのタイプが良い悪いではなく、
大切なのは、
・その強みを知り、活かす
・とはいえ、逆の能力も鍛えてバランスよくする
・組織、チームとして2タイプが混在して、両者がその「違い」を活かす
ことだと教わりました。また、他のグループ会社の先輩社員は、こんな気付きをレポートでシェアしてくれました。
「私はサッカーが好きなので、サッカーの例えでイメージしました。
・予定は決定タイプ =ディフェンスが強いのでディフェンダーが適任
・予定は未定タイプ =オフェンスが強いのでフォワードが適任
自分の特質、強みを活かして、自分はディフェンダーをやる、フォワードをやる、という判断が重要だと思います。フォワードタイプが、ディフェンダーをやるのは不幸です。とはいえ、フォワードが守備をしなくて良いのか、ディフェンダーが攻撃しなくて良いのか、といったらそうではない。ディフェンスも出来るフォワード、攻撃も出来るディフェンダーが揃い、全員攻撃、守備が出来るのが最強であり、サッカー界も時代が進むにつれて、そのような攻守一体化した戦術化が進みました。」と。
あなたとあなたのチームのメンバーは、Aタイプ?それともBタイプ? 違いを尊重して、強いチームを作っていってもらえればと思います。
弊社の朝礼のシェアが、あなたの「働くをおもしろくする」ヒントになってもらえたら幸いです。
以上、天大でした。
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