こんにちは、FCEの卯田です。
先週の日曜の朝、私は近くの公園でランニングをしながらiPhoneで音声を聞いていました。音声の内容は、弊社の創業者が経営について話しているものです。
ただ、、ぼーっと聞いていたので、最初は内容があまり頭のに中に入ってきませんでした。。
しかし、次の強烈なメッセージが耳に流れてきた時、私はハッとし、一気にそのメッセージに集中しました。
「社長の心情を理解し、自分のものとするのがあなた(管理者)である」
「社長の考えを「感性」で受け止められるようにならないと、あなたは豊かなビジネス人生をを送ることはできない」
実はこのメッセージは、私たちが研修でお伝えしているメッセージのひとつです。なので、耳にタコができるくらい聞いています。しかし、この時はまるで初めて聞いたかのような錯覚を覚えました。
自分が「管理者」という立場になってから、これをまったく実践できていないこと、またそれがとても難しいということに、なぜかこの時深く深く気づきました。
社長に感情移入、社長の想いを感性で受け止める
しかし、この時、私はこんな風にも思いました。
「ん? そもそも、社長に感情移入? ってなんだ?」
「社長の想いを感性で受け止める?? まったくできていないぞ」
さらに、感情が高ぶってきた私は、こんな風にも考えてしまいました。
「これってさ、社長の都合いいように、管理者を動くようにするための洗脳教育なんじゃないの?」
と。
日頃目標数値に追われ、提案書の作成、部下指導、等、目先の出来事に追われてしまっている自分としては、
「そんなのコンサルティング会社が声高に叫ぶ理想論ジャン」
とさえ思えました。しかし、そんな「理想論」を「カリスマコンサルタント」である創業者は、どのように腹落ちさせてくるのか? ということが気になり、、ついには走るのをやめて、そのあたりのベンチに座り、耳をそばだてて聞いていました。
すると、
社長も管理者も自由選択の社会にいる
社長からすると、どの社員を雇用するかは自由
社員からすると、どの社長の下で働くかは自由
だから社員からしたら、社長が気に入らなかったらやめてしまえばよい
と続きました。
なるほど、たしかに、、、
さらにこう続きます。
しかし、新しい会社に転職してもそこにも「社長」がいる
社長は、どの組織においても「絶対権力者」である
だから、ビジネス人生を送る限り、社長の心情を自分ものとして業務にあたることが不可欠である
とこのようなことを言っていました。ロジックとしては非常にわかりました。
社長の幼少期を知る
しかし、どのようにしたら感情移入できるか?については疑問が残ります。。その点についてはこのように述べておりました。
社長がどのような幼少期を過ごし、学生時代を過ごし、社会人人生を送り、なぜこの会社を創業したか?を知ることで解決する。
こうした、社長の「今に至る生い立ち」がわかってくると、自然と社長に感情移入できるようになるとのことでした。この話を聞いた時、私の頭の中に、ふと、ある社長の顔が浮かんできました。それは、私の父と同じくらいの年齢(60代)の社長です。
その社長は、いつも太陽のように明るくパワフルな方なのですが、先日お会いした時は、なにやらいつも以上に嬉しそうだったのです。なので私は、「なにかあったんですか?」 と聞いてみました。すると、、、
「いや~、実は今日は飛び込み営業ができる日なんです。」
「社長業をやっていると、あれこれ邪魔が入って、大好きな新規開拓営業ができないので、無理やり飛び込み営業デーをつくって、営業しているんです。」
驚いたことに、社長はこんなことを、さらっと言ったのです。。。衝撃的でした。。この時、私は、自分は社長よりも30歳以上も若いのに、なんと腑抜けな営業活動をしているんだ、、と大反省をしました。それくらいパワフルで素敵な社長ですが、もともとはこの会社の一営業マンだったそうです。社長曰く、自分は「はねっ帰りの営業マン」で、当時の社長の言う事は全く聞かず、「数値を上げてればよいだろう!」というスタンスで、一匹オオカミのように仕事をしていた、ということでした。
2時間の研修で変わった
そんな社長(当時はいち営業マン)のスタンスを変えたのは、ある2時間の研修がきっかけだったそうです。2時間の研修で、当時の社長(創業者)から、彼の生い立ち、創業の経緯をみっちりインタビューしてレポートにまとめるという研修だったそうです。その2時間の研修を経て、「なぜ、我が社を創業する必要があったのか?」ということ、そしてその使命を深く理解し、心打たれ、一気に仕事へのスタンスが変わったんだ、といいます。
それ以来、自分だけではなく、会社のことを考え行動できるように変わっていったとも聞きました。私は、この話を思い出し、自分はチームの営業数値を達成できるだけではなく、社長の想いを実現する分身として活動できているか? と、ふと不安になりました。また、日ごろ、自分ができていないことを棚に上げてお客様にご提案をしてしまっているのではないか? と反省をいたしました。
少しでも自身が体現者となれるよう精進し、活動していこうと決意しました。
あなたとあなたの会社の「働くをおもしろくする」に参考になれれば幸いです。
以上、卯田泰基(うだたいき)でした。
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