• HRレポート
  • 2022.05.25

マネジメント能力とは?スキル向上に必要なことは?

「マネジメント能力」は、ビジネスの中で頻繁に耳にする言葉ですが、具体的にどのようなスキルを指しているのでしょうか。
また、何をすれば身につけられるのでしょうか。
今回は、マネジメント能力を構成する要素、マネジメント能力が高い人の特徴から、能力を高める方法などについて詳しく解説します。

【目次】

マネジメント能力とは何か?

マネジメント能力とは、一言でいうと「管理する力」のことです。ビジネスにおける、「経営や組織を管理するにあたり、必要な能力」を意味することが多く、管理職や経営者などに必要な能力です。

マネジメントの対象は「人」「組織」と場合によって異なります。 

そもそも、マネジメントという概念は、アメリカの経営学者ピーター・F・ドラッカーが初めてビジネスの場で展開した概念です。「マネジメントは組織に成果を上げさせるツールであり、機能・機関である」と定義しています。

マネジメントとリーダーシップの違い

マネジメントとともに使用されることが多く、混同されがちなものに「リーダーシップ」があります。マネジメントもリーダーシップも、会社を運営していく上では、とても重要な要素ですが、発揮する対象に違いがあります。

マネジメントは、発揮する対象が人に加え、モノ(資材や製品)やカネ(運転資金)も含む一方で、リーダーシップは、発揮する対象がヒト(人材)のみです。

リーダーシップとは、統率力や主体性という意味です。ビジネスにおいては、「チームメンバーに進むべき方向性を示し、率いていく能力」を指します。部署やプロジェクトなど、規模には関係なく、組織全体の目標を達成するために、組織の結束を高めながら業務効率化を推すスキルです。

メンバーがそれぞれ違う方向を向いていては、部門やプロジェクトはバラバラになってしまい、思うように業務を進めることはできません。企業が成長し続けるためには、経営者をはじめ、部門責任者がリーダーシップを高いレベルで発揮していくことが重要です。

マネジメント能力が高い人の特徴

マネジメント能力は、持って生まれた気質としてもともと高い人もいますが、そうではない人も、トレーニングすることで高めることができます。

では、マネジメント能力の高い人には、どのような特徴があるのでしょうか。

マルチタスクが得意

ビジネスにおけるマネジメントでは、自分の仕事以外に部下やほかのメンバーの仕事のフォローや、サポートをすることが重要な要素です。

マネジメントを上手く進めるためには優先順位を見極めながら、それぞれのタスクのスケジュールを意識し、より効率的に進めることが必要です。同時に複数の案件を進行し、スマートに管理していくためには、マルチタスクスキルは必須と考えましょう。

 

観察力がある

マネジメントをスムーズに進めるために、観察力は大変重要なスキルです。

具体的には、メンバーそれぞれの志向や得手不得手、一人ひとりを取り巻く状況や業務の進捗を観察する力です。

そして、鋭い観察力を持った上で、チームメンバーを適材適所に配置したり、適切な声掛け・サポートをしたりしていく必要があります。メンバーの能力や可能性を最大限に発揮させ、チームを成功に導くには、観察力は必要不可欠と言えるでしょう。

 

いつでも冷静でいられる

どのような状況であっても、常に冷静でいることがマネジメントを行う上で重要なことの1つです。

感情的になってしまうと、周囲に気を配ることができず、周りにネガティブな影響を与えてしまう恐れがあります。そのような環境では、組織のメンバーが最大限に実力を発揮することはできません。

周りの人が良いパフォーマンスを発揮できるよう、冷静沈着に状況を客観視して、最善を尽くすために対応できる人は、マネジメントが得意な傾向にあります。

 

人を動かす力がある

マネジメントを上手く進めていくためには、人を動かす力が必要となります。

指示を出せば人を動かすことは可能ですが、その人が持つ最高のパフォーマンスを引き出すことはできません。

最高のパフォーマンスを引き出すためには、”自らの手で成し遂げたい”、”必ず目標を達成したい”というような、本人の内側から沸き起こってくる、内発的動機付けにアプローチすることが重要です。

一人ひとりが「自分はこのプロジェクトに必要な人物だ」と意識させるような関わり方をすることで、それぞれの”目的”が明確になり、モチベーションがアップすることで、意欲的に参加するようになるでしょう。自然とそのようなふるまいができる人は、マネジメントが得意な傾向にあります。

マネジメントに必要なスキル

マネジメント能力を構成するスキルには、以下のようなものがあります。

目標設定スキル

まずは「目標」と「ゴール」を明確で具体的に示す力が必要です。次に、決定した目標の実現に向けて、ゴールから逆算し”今何が必要か”、”どんな課題があるか”を考えます。その上で、従業員たちにその目標を共有することで、”共通の認識”としてもつことが重要です。

経営者であれば、まずは会社の目標、役員や部長クラスであれば各事業ごとや部署ごとの目標だけでなく、メンバーひとり一人にどのようなことを期待するか、それぞれの目標設定まで考えることができると良いでしょう。

そして、チームの目標達成のためにメンバーが自分の必要性を感じ、そのためにすべきことを明確に理解できるように誘導しましょう。これが、マネジメントに必要となる目標設定能力です。

 

進捗管理スキル

目標が設定できたら、その目標を達成するために進捗確認を行う必要があります。

メンバーが主体的に動けるように、意思決定や権限をメンバーに与えるエンパワメントも大切ですが、丸投げしたような状態にならないよう、定期的な進捗チェックや、状況把握が必要です。

部下の性格によっては、自分にある程度任せてほしいと放置を望むタイプもいれば、しっかり管理してほしいタイプもいますから、一人ひとりに合わせた形で進捗管理していきましょう。

 

状況把握スキル

目標に対しての現在の状況、何が良くて何が悪いのか、進行中のプロジェクトやタスクはどこまで進行しているのか、などを常に把握している必要があります。

状況を把握するためには、マネジメントする側から確認するだけでなく、部下から「報告」「連絡」「相談」を適切なタイミングでしてもらうことが重要です。

そのためには、部下からの相談受けられるような良好な人間関係や、円滑なコミュニケーションを実現していく力が必要となります。これらは「ヒューマンスキル」と呼ばれることもあります。

部下から「相談しにくい上司だ」と思われてしまうと、業務にトラブルを抱えていたり、何か上手くいかないことがあったりしても、なかなか報告できないというケースも発生する可能性があります。

そのような事態を避けるためにも、何でも話しやすい上司であると認識してもらうことが大切です。ネガティブな感情を表に出さず、常にフラットな状態でいられるよう心がけましょう。

マネジメント能力を向上させる方法とは?

マネジメントスキルを向上させるためには、どのような取り組みを行えばよいのでしょうか。

視座を高める

マネジメントスキル向上には、経営視点を身に着けることが有効です。

自分たちの使命を深く理解するために、現在のポジションよりも高い視座で仕事について考える必要があります。現在の立場よりも高い視座、より経営者に近い視点で考えられるようになると良いでしょう。

また、そのような経営視点を身に着けるためには、会社全体の仕組みを理解し、経営全体の知識を学ぶ必要があります。

 

問題解決スキルを高める

問題が発生した時に、物事を論理的に分析して正しい方法で解決していく問題解決スキルは、マネジメントに欠かせないスキルといえるでしょう。

また、問題が表面化していない時でも、部下が取り組んでいる業務は本当に重要か問題視し、見極めることが重要です。

常に問題解決意識を持って目標達成のためにどう行動すべきかを的確に分析し、判断しながら正しい指示を出すことが、チームを成功へと導きます。

 

コミュニケーションスキルを高める

部下と良好な関係を構築することも、マネジメントにおける重要なポイントとなります。

笑顔で挨拶をするだけでも関係改善は望めます。まずは挨拶、そしていつでも機嫌よくふるまっているように心がけてみてください。それだけでも、部下との関係性はずいぶん良好なものとなるはずです。

ここ数年はリモートワークも増え、チーム内での距離感を縮めにくい状況もありますから、意識して話しかけるなど、積極的なコミュニケーションも特に必要と考えましょう。

また、部下と自分の関係性だけでなく、メンバー同士の人間関係を把握しておくことも、円滑なチーム運営には重要となりますから、意識してチームメンバーの様子を見ておくと良いでしょう。

 

まとめ

周囲の人が動きたくなるマネジメントで最高のパフォーマンスを引き出そう

マネジメントスキルは、複数のスキルによって構成されるものですから、簡単に身につけられるものではありません。マネジメントにおいてカギとなるのは「人」です。

自分ひとりで目標達成に向かうのではなく、部下やほかのメンバーと共に最高のパフォーマンスが発揮できるよう、環境を整えて調整していくことが、マネジメント成功につながると考えましょう。

 

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