HRレポート
今、管理職研修が求められている理由とは?研修のポイ…
【目次】
こんにちは、FCEトレーニング・カンパニーの神山です。
~自己紹介~
昨年10月に入社し、Webデザイナー、コーダーとして在宅勤務中心で働いています。
最近嬉しかったのは、閉店してしまった大好きなカフェが移転し、新しくテイクアウト専門店になってオープンしたことです。
皆さんは、何気なくSNSを見たり、話をしたりしている時に、「あれ、自慢されたのかな?」と思うときはありませんか?
大学卒業後すぐの頃、私は「自慢された!」と思って勝手に嫉妬し、不機嫌になることが多くあったのです。
当時の私は上昇志向が強く、「もっと上に行くためには、自分よりデキる人を見なくては」という強迫観念じみた思いから、SNS上で実績を公開しているクリエイターを多数フォローし、つぶやきを見てヒントを得ようとしていました。
テキストと画像だけのつながりのため、顔を見たことも、話をしたこともない方ばかり。
作品の話しかしない、という人は淡々と見られたのですが、どうも、私生活と絡めて話をされると、途端に「自慢された!」と思うようでした。
特に…
「高級ホテルでランチした」「授賞式の打ち上げで誰々さんと」のような、華やかな場所での投稿について、すごく嫉妬を覚えていました。
当時の自分は、自慢された、嫉妬したと感じるとSNSをブロックしていましたので、ものすごく劣等感が強かったのだと思います。
当時の自分を思い出すとまだ少し辛いのですが、大学卒業時に心身ともに健康を損ない、望んでいないフリーター生活、一人で茨城県の家賃激安(3万円以下)アパート住み…
と、かなり今とは違った状況で。
私はずっと親の敷いてくれたレールを外れないように生きてきて、「自分で考えて選択する」ということがとても不得意でした。
流されて流されて、いきついた場所がそこだった、というような、今までの人生で最悪の場所だったと思っています。
「自分は間違えてしまった、もう戻れないから自分には価値がない」
と本気で考えていましたが、それでも何か諦めきれず、SNSでキラキラしたものを見ては嫉妬して……
完全にバッドサイクルにはまっていました。
そんな時、都合よく自分を変えてくれる出来事に現実では中々出会えません。後から考えると、あれがきっかけだったのかな、ということはあるかもしれませんが。
とにかく、当時は自分の中にある「望み」と「現状」のギャップがかなり大きかったのだと思います。
高すぎる目標を設定してしまって、全く叶えられないうちにエネルギーが尽きてしまった、抜け殻のような状態だったのです。
このとき、一番の問題は「エネルギーが尽きた」という状態だと気づいたので、思い切ってバイトを辞めて、回復する時間を作りました。
自分の最大体力と回復速度を見極めて、少しずつ問題と向き合う。持久戦です。
ここまで追い詰められてようやく、「自分で考えて選択する」という行為が出来たのだと今では思っています。
やっとグッドサイクルに乗れてきた、と感じたのは大学を卒業して2年が経った頃でした。
今では、「自分で考えて選択する」という結果を享受しており、家族や友人と一緒に、自分なりに楽しく過ごすことが出来ています。
自分の選択を肯定できたので、他人のことも「良かったね!」「すごい!」と肯定することができ、自分を変えられて本当に良かったなと思います。
SNSはあまり見なくなりました。
これだけSNSが流行っているなら、むしろSNSを使わない方が最先端なんじゃない?くらいに開き直っています。
「バッドサイクルをグッドサイクルにする」
というのはビジネスの世界で散々言われていることかもしれませんが、私としては、まずそのためのエネルギーがないと難しいな、と思います。
・自分で考えて実行する。
・色々な事を試す。
・上手く行かないこと、要因を分析し、次の試行に活かす。
当時はその「考え」と「実行力」がすり減ってしまっていたのだと思うんです。
長引くコロナ禍で、お疲れの出ている方も多いと思います。
それでも、必ずまた良い方向に向かうことが出来る、というエールとして書かせていただきました。
以上、神山でした。
PS
今でもギャップを感じることはあります。
嫉妬している自分に気づいたら、「そこから考えを離す」「目標設定を更新する」など自分にとって良い方法を選択できるようになりました。
自分にとっての「最悪の場所」を経験したのは、長い目で見ると良かったのかもしれません。