マネジメント
なぜ、できる人は緊張しないのか?「緊張=自意識過剰…
【目次】
もうそろそろ師走。本当に早いですね。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
私は名探偵コナンの音楽が頭から離れない日々を過ごしております。
というのも、小学生の息子が年末にあるピアノの発表会の練習で日々特訓をしているのが耳に入ってくるからです。
ちなみに皆さんは楽譜を読むことはできますか?
ハ長調と言われる、スタンダードのものはドレミファと読む事ができますが、♯とか♭がついた途端、全く読めなくなります。
(かれこれ30年以上前に私も習った記憶がありますが、忘れました)
コナンの楽譜には、沢山の♯や♭がついていてよくもまあ、こんな楽譜で練習できるね!と関心をして、聞いてみました。
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私:「これ、しっかり楽譜読めてやっているの?」
息子:「読めないよ」
私:「えっ?なんで弾けるの?」
息子:「わらかない…」
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ずっと不思議だったのですが…
そんな中、先日弊社グループの戦略的中期経営計画発表会がありました。
「戦略的中期経営計画発表会」FCEグループの事業会社ごとに、3カ年の経営計画を発表する会です。
今年の会は、これまでと違い事前課題たるものがでました。
何かというと「今から30年以上も前に創られた、戦略的中期経営策定方法に関するビデオ」を視聴してから、その会に参加すること。
当時のVHS映像がデータ化され、Smart Boarding(社内eラーニング)で配信されていて観るというものです。
各事業会社の代表は当然、この視点において、戦略的中期経営計画を創っているものの、これまで聞く側はその視点で聞けているかというとそうでなかったのです。
気づけばFCEグループに入社して3年未満のメンバーが増える中、この戦略的中期経営計画の視点を事前課題によって聞く側のピントも合わせようとの想いで事前課題を出されたのだと思います。
そう、これなんです。
恐らく、息子のピアノにおいても、♯とか♭とか細かい所まで良く分かっていないものの、このコナンの曲は、〇長調なので、ここがドの基準と習っているからぼやーっとしか楽譜を見られなくても弾けるのだと思います。
本来であれば、普段関わりのないグループ会社の戦略的中期経営計画の発表においても、このピントが合うことで、全体を掴む事ができるものでありました。
各グループ会社の細かな戦略や事情などは、把握しきれなくとも、「戦略的中期経営計画を策定する際のポイント」が分かれば、全体の流れがわかりやすいですよね。
このピントがあって聞いているのと合わずに聞いているのとでは、全く得られるものが異なります。
置き換えると色んな所に応用できるのではないでしょうか。
組織で例えるなら…転職してすぐのメンバーに会社の歴史について伝えるのも同じですね。
過去、どんな変遷があり今に至るのかその時々の意思決定のプロセスを理解したり想いを想像する。
それだけで、新しく入ってくれたメンバーのピントが少し整うかと思います。
息子のピアノの練習から組織作りのヒントを得たような気がします!
なにかの参考になれば、幸いです!
江口でした!
PS
楽譜は読めなくても、「自ら弾きたい!」と言ったコナンの曲が無事発表会で聞けることを楽しみです。
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