課題うまく浸透していなかった経営理念/自走できる組織づくり

次世代幹部の育成に役立つ「xDrive」、自分たちの課題が解決され、スタッフ全員が楽しく働ける環境に変えていけると確信

対象者層
  • 管理者層
  • 中堅層
導入サービス
  • 会議型コンサルティングxDrive

COMPANY

Ocross株式会社

業種
鍼灸整骨院事業
企業規模
11~100人

今回は、Ocross株式会社の営業部 村上様、うめみつ鍼灸整骨院・院長の下川様にお話を伺いました。 Ocross株式会社は福岡県久留米市を中心に現在整骨院を4店舗展開している会社です。 「世界中の人々の健康を創造し、社会に笑顔と夢の実現をもたらす」を経営理念とし、地域に根差した院づくりが強みです。 同社は経営理念の浸透、社員教育、採用、新規出店に悩みを抱え、4店舗の運営が精一杯。成長・拡大が思うようにできていないという課題がありました。 そんな時に弊社の「xDrive」に取り組んだ結果、立て続けに成果を出し、いよいよ5店舗目を出店することとなりました。 そして「世界への進出も見据えて」いるということです。劇的な変化の裏側にはどんなストーリーがあったのでしょうか? 村上様と下川院長にインタビューをさせて頂きました。

INTERVIEW

4店舗の運営が限界… 経営理念どころか今月の目標すら答えられない院長たち…
そんな状態から、全員が目標に向けて自走を始め、次々に塗り替えられる月のレコード記録。社長に直談判し、「xDrive」の導入を決めた理由とは?

これまで、人材育成、組織づくりでどのような課題がありましたか?

村上

想いや情熱があっても、それがなかなか具体化できないこと、そして、浸透していると思っていた経営理念がうまく浸透していなかったことが課題だと感じていました。ビジョンや行動指針が弱く、チームとしても弱くなり、数字の成果も出ていませんでした。「どうにかしなくてはならない」とは常に考えていたのですが、どうすれば解決できるのかが分からず暗闇の中にいるような感覚でした。

チームメンバーを見渡してみると、自分の頭で考え、行動を選択し、決定して走れる「自走できる」メンバーが育っていないことにも気が付きました。ただ、私自身も彼らに対して、成果を出してあげることができていないという現状で、つい指示を出し先回りしてアドバイスするような環境を作ってしまっていたんです。結果的には、経営理念どころか今月の目標すら曖昧で答えられない… 言われたことをやるだけ、自分の頭で考えていないという完全にトップダウン型のチームになってしまっていました。メンバーには成果を出すためにどうすればよいかを自分で考えて行動できるようになってほしい。しかし、私自身が効果的な指導方法を分からない状態でした。

それでもチームメンバーは患者様の役に立ち、喜ばれる事を本気で考え行動してくれてはいましたが、なんとか4店舗を運営しているのがいっぱいいっぱいという状態から抜け出せず…成果が出ないから、目の前の数字を作る事に必死、採用・育成にもなかなか手を付けられず、気づいたらまた人が辞めている…といった負のスパイラルに陥っていました。私自身も幹部と院長を兼任していたため、目先の課題に試行錯誤しながら、チームが徐々に疲弊していっていることを身をもって感じていたんです。

全員が一つの目標に向けて動いていける仕組みを作りたい

「xDrive」の導入の決め手はなんでしたか?

村上

「xDrive」の導入の決め手の一つは、従業員に対して「この会社で、本当に楽しく笑顔で働いてもらいたい」という想いを「xDrive」を通して具現化できるのではないかと感じたからです。先ほどもお話しした通り私自身、課題に直面しており人一倍強い危機感を持っていました。「全員が一つの目標に向けて動いていける仕組みを作りたい」ということは常々考えており、そんな時にFCEさんのセミナーに出会いました。セミナーの中で、講師の方たちは私たちが置かれている現状を理解・把握した上で「“働く“をもっとおもしろくしよう」と言った時に、その言葉が胸にグサッと刺さったんです。「これだ」と思いましたね。

さらに、セミナーでは「自分で決めたことと他人に言われたことでは行動の結果が大きく違う」ということも教わり、これがまた胸に刺さりました。先ほども申し上げたように、自走できるスタッフの育成が弊社の課題で、特に幹部や次世代幹部にもっと自走してもらわないと、多店舗展開できないと思っていましたから。「xDrive」は今後の幹部や次世代幹部の育成に役立つと思ったのも決め手の一つですね。

集合天才という考えに共感

村上

それからFCEさんのミッション「集合天才の未来をつくる」という考え方が「xDrive」の背景にあると知り、心に響いたことも導入のきっかけになりました。私たちにも「チームプレーで、全員で1人の患者様を診る」という大切にしている考え方があり、チーム全員の強みを活かして目標達成をするという考え方に大変共感できました。そういう考えがあるからこそ「xDrive」で、私たちの想いも具現化できると、確信しました。

お話を聞けば聞くほど、自分たちの課題が解決され、スタッフ全員が楽しく働ける環境に変えていけると確信するようになりました。私は会社を変えたいという強い使命感で、社長に直談判し「xDrive」の導入を決めてもらったんですよ。

次々と塗り替えられていく月のレコード記録

「xDrive」を受けてどんな変化があったか教えてください。

村上

「xDrive」を導入してから6ヶ月ほどが経ちますが、一番の変化だと感じているのは、月のレコード記録が立て続けに塗り替えられていることですね。まず、導入3ケ月目で月の記録が塗り替えられて、その後も次々に記録が塗り替えられ、現時点で月商が全体で400万円ぐらい上がっています。自分たちの頑張りが確実に成果に繋がっているということが、目に見え始めています。

「xDrive」のトレーニングでは毎月の売上の着地予測を発表する場面があり、参加メンバーが出してくる数字が「さすがにそれはちょっと難しいんじゃないか」と感じることもあるんですが、これは彼らに自信が付き始め、挑戦する気持ちになってくれているのだと感じているんです。「xDrive」が始まったばかりの頃は、ギリギリ達成できる「できそうな」数字を言っていたので。あの頃が懐かしいです(笑) おそらく「xDrive」を導入していなければ、今はこんなに良い状態にはなっておらず、メンバー全員がもっと疲弊していて、辞める人も続出し、会社の存続自体が怪しかったとも思っているんです。4店舗が限界の状態だったので、きっと次に出店予定の5店舗目なんて考えられる状態ではなかったと思います。

院長たちが数字に強くなった

村上

目的・目標から考えるという逆算の思考をマスターし、先を見据えて行動するメンバーが増えました。「xDrive」ではこの逆算の思考法を丁寧に教えて頂いたので、メンバー一人一人が理解をしたことによりその日暮らしの思考から抜け出す事ができました。会社の目的と自分たちの目的を重ね合わせて考えるメンバーも増えてきていることを感じています。

また、以前だったら答えられなかった 「今月の現状は? 着地予想は?」という質問にも、当然の様に答えられるようになりましたし、みんな数字にも強くなりましたね。全員が明確な行動理由を持って動けるようになってきたのは非常に大きな変化です。

さらに、先の先を見据えた提案も出てくるようにまでなりました。四半期の目標を考えている時も、各院長自らが年間目標から逆算し、目標を言い出すようになりました。的確な現状把握から生まれる具体的なプランや発言が増えて正直驚いています。

12ヶ月連続目標未達成→3ヶ月連続目標達成へ変化した院長

村上

また、各メンバーの大きな成長としては、12カ月連続目標未達成だった院長の下川(この後インタビューに登場)が「xDrive」を開始してから3カ月連続達成という成果をあげたことです。彼が大きく成長したきっかけは、自分自身の弱み、プライドや固定概念を見直し正面から認めたことだと思います。「xDrive」セッションで目標を達成できない本当の原因はどこにあるか、丁寧に掘り下げる時間があったのですが、彼は自分自身について徹底的に向き合ってくれましたね。その結果「実は相手の立場に立って考え、伝える事」が出来ていないから、チームが上手く回っていないのではないかという結論が出ました。彼にとっては、相当大変だったと思いますが真摯に向き合ってくれたことに本当に感謝しています。今では会社の目的目標達成に向けて一緒に未来を見据えてくれる心強いメンバーです。

また、予想していなかった嬉しい効果もありました。それは「xDrive」にオブザーブで参加していたメンバーの成長です。「xDrive」ではまずは幹部育成を、と考えていたのですがオブザーブのメンバーにも主体性が生まれてきたんです。オブザーブでの参加者にも発言できる仕掛けを「xDrive」に組み込んだ結果、積極的に発言していたメンバーが弊社のレコード記録を更新するという快挙を成し遂げ、オブザーブでの参加からメインメンバーとしての参加になり、次期リーダー育成もできるようになりました。これは嬉しい誤算でしたね!

世界進出のリーディングカンパニーに

最後に、今後目指す目標とチーム作りについてお聞かせください。

村上

Ocross株式会社には「世界中の人々の健康を創造し、社会に笑顔と夢の実現をもたらす」という大切な経営理念があります。 年齢や性別に関係なく、どんなに小さい夢でもいいから夢を叶える架け橋になっていく会社でありたいということ。その想いが、“Ocross(オークロス)”という社名にも込められています。会社のミッション・ビジョンの実現に向け「xDrive」で学んだ成果に向かって自分で考えて行動する技術を最大限に活用し、視野を広く持ち、行動してきます。

そして、我々柔道整復師が持っているのは日本独特の技術で、これからまさにこの技術を世界に進出させようとしています。私達が世界進出のリーディングカンパニーになるぐらいの勢いで、まずはチームの目標を達成し店舗・事業展開の速度を上げていきます。これからもチーム全員で、楽しく笑顔で活動します!

「院長として今月も目標未達成だったらどうしよう…という不安や焦りばかりの毎日でした。」
そんな状態から、目標達成の技術を手に入れ、12ヶ月連続目標未達成から3ヶ月以上連続目標達成になった。きっかけは、目標達成できない”本当の原因”を見つけたことだった!?
自分の行動を変えれば、成果は変わる。そのストーリーに迫る!

目標達成の技術を手に入れ、成果が一気に上がった

「xDrive」を受けてどんな変化があったのか教えてください。

下川

「xDrive」が始まり3、4ヶ月経った頃から成果が一気に伸びていくようになりました。私は入社してすぐに院長を任せて頂いたのですが「どうすれば成果が上がるのか?」「どうやってスタッフを育成したらいいのか?」が 最初は全く分からない状態でした。それでも自分なりのやり方でやっていたのですが、結果が出ず。ずっと悩んでいました。 そして「もし今月も目標未達成だったらどうしよう…」「もし、もしもこの院を潰してしまったらどうしよう」と不安や焦りばかりを感じていました。 今考えると、結果が出ない原因が自分にあるにもかかわらず、環境や人のせいにしてしまっていたと思います。

そんな時に始まった「xDrive」。「xDrive」では院長として成果をあげるアドバイスはもちろんのこと、成果をどのように作り出すのかを自分自身の頭で考える方法を教えてもらいました。 つまり「目標達成する技術」です。これを手に入れた事によって、院長としての漠然とした不安や迷いはなくなり、次第に成果も上がるようになりました。

目標達成できない本当の原因を見つけた

変化のきっかけはなんだったんですか?

下川

変化のきっかけは、「xDrive」セッションで目標達成できない本当の原因を見つけることができたからです。きっかけとなったセッション(トレーニング)の時に、私はトレーナーの方と弊社の代表から「今日は丸裸になって、目標達成できない本当の理由に向き合いましょう」という投げかけ、メッセージをもらいました。このメッセージは、自分にとっては「ここで自分を変えなければ、お前はここで終わりだ」と聞こえたんですよね。だからこのメッセージをきっかけにその時真剣に自分自身と向き合うことになります。

「xDrive」がスタートした当初は「自分なりには一生懸命やってきた」という自負があり、それが逆に足かせとなってしまっていたのですが、自分のプライドや固定概念を捨て、目的目標達成のため、日々頑張ってくれているスタッフのために、素直に周りからの意見やトレーナーからのアドバイスをそのまま100%取り入れました。変わったのはそこからです。それから3か月連続目標達成という快挙を成し遂げることができました。

会社・チームが目指しているビジョンや目標を院長全員が意識するようになった

「xDrive」を受けて一番変わったことは何ですか?

下川

「会社・チームが目指しているビジョンや目標を院長全員が意識するようになった」というのが一番大きく変わったことだと思います。以前までの院長たちは、院単位での数字しか考えられていませんでした。ですが、「xDrive」のトレーニングを通じて、院長が「会社全体で数字をつくる」という意識に変化したことは、組織として大きなターニングポイントでした。

変化の理由の一つとして「xDrive」のトレーニングでは、院長たちは他院への意見・アドバイスをしながら進むということがあげられます。こうすることによって院長たちは自院のことだけを考えているという目線の高さから、一つ上の目線から会社全体を見ることができるようになりました。

そして、全員が会社・チームの目標達成を意識するようになったもう一つの理由は、月一回の「xDrive」に会社のスタッフ全員が参加したことがあげられます。参加したスタッフも自分と同じように成長してくれたので、結果として「xDrive」の内容で社内の共通言語化もできましたし、経営的な話をしても、スタッフが理解できる状況がつくれたのはとても良かったです。

自分の行動を変えた。結果、スタッフから意見がたくさん出るようになった

「xDrive」を受けて一番印象に残っていることは何ですか?

下川

一番思い出に残っているのは、トレーナーから「下川さんは、しゃべりすぎですね」とフィードバックを受けた時ですね。言われた時はドキッとしました。でも、自分を見つめ直してみると「ああ、そうかな」と思い当たる節が確かにあったんです。スタッフとの朝礼や昼礼で自分が話すことはあっても、スタッフから意見が出ることはほとんどなかったんですよね。

フィードバックを受けてから、私は伝えたいことを整理して短く話すように変えました。その結果、スタッフたちから「その内容の理解は○○で合っていますか?」「もっとこうしたほうがいいんじゃないですか」とたくさんの意見が出るようになったんです。自らの行動を変えることによって、自院のスタッフに伝えたい事が伝わるようになり、今までよりも目標達成に向けた具体的な話ができるようになりました。自院内でのコミュニケーションが大きく改善した事で、成果を出し続けられるチームに近づいてきていると実感しています。

「伝えたい事が伝わるように整理してシンプルに話すこと」は非常に重要なことでした。たくさんしゃべれば伝わるという事ではなく、本当に伝えたいことを限られた時間の中で簡潔に、短く、直球で相手に伝える事によって、その場に携わっている全員が有意義な時間を過ごせると教えてもらいました。

もし「xDrive」を受けていなかったら…

「xDrive」をもし受けていなかったら、今どうなっていたと思いますか?

下川

ここだけの話ですが、もしかしたら辞めていたかもしれないんですよね(笑) やはり結果が出ないというのが一番辛かったからです。自分なりには、結果を出すために努力も苦労もしてきて、悔し涙を流すほど考え込んできました。もし「xDrive」がなかったら、おそらく今も何をやったらいいのか分からず、改善できずに結果も出ないまま、落ちぶれていっていたと思います。そう考えると「xDrive」に参加する前の方が辛かったです。

「xDrive」に参加してからは、やることが明確になりました。さらに自分で考える能力が鍛えられたことで、すごく楽になってきました。。

さらに一つ上の目線に立つ

最後に、下川さんの今後の目標を教えてください。

下川

今後は、会社の理念に基づき鍼灸整骨院事業だけではなく、リラクゼーションやジム・カイロなどを通して多くの人を助けていきたいと思っています。我々はそのためにも、店舗事業を広めていくという段階にいます。スタッフはそれぞれが「なりたい自分になる」という目標をもって頑張っています。今の私は院長として「目標を達成する力を持ったスタッフ」を輩出する役目も担っています。

私自身は、自院のマネジメントだけではなく、会社全体を成長させていくことを求められているので「xDrive」で手に入れた目標達成の手法を今後もさらに活用し成長していきます。

導入担当者からのコメント

FCEトレーニング・カンパニー (担当)

FCEトレーニング・カンパニー トレーニング担当です。
最適な研修やトレーニングのご提案から実際のコンサルティングまでを実施いたします。

この記事を書いたコンサルタント

株式会社FCE (編集部)

株式会社FCE 人材育成コラム編集部です。
人材開発/研修を検討中の方、組織力の向上を目指し情報収集をしている方向けに有益なコンテンツを発信していけるようサイト運営をしております。

導入いただいたサービス

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