課題どうすれば成果を出せるか自分で考えて行動していない/新しい取り組みにチャレンジできない

「xDrive」を経て、まずは社長である自分が変わることが大事だと思った

対象者層
  • 全社員
導入サービス
  • 7つの習慣®Business Ownership
  • 会議型コンサルティングxDrive

COMPANY

三研工業株式会社

業種
製造・メーカー
企業規模
11~100人

今回は、三研工業株式会社 代表取締役の岩田様、営業部長の中宗様にお話を伺いました。三研工業株式会社は昭和52年に創業し、創業以来、「元祖試作屋」として、金属・樹脂の加工・成形技術から、機構部・外装部の試作品・モデル品の製作を手がけてこられました。現代表の岩田様は、先代から事業を承継し、「世界で勝っていこう」と未来に向けて積極果敢にチャレンジをされていますが、そこには人材育成・組織づくりの課題があったといいます。今回はそんな同社が、人材育成や組織づくりに本気で取り組み始めた結果、どのような変化があったのか? 社長の岩田様と、「劇的な変化を遂げた」という営業部長の中宗様にインタビューさせて頂きました。

INTERVIEW

「xDrive」を取り入れて、「まず、社長自身が変わろう」と思った。その結果、2人のリーダーが劇的な変化を遂げ、会社の雰囲気は変わった。

なかなか変わらない企業体質に悩む…

これまで、どのような人材育成、組織づくりの課題がありましたか?

岩田

「従業員が全然動かない」、「私が言っていることを全然理解してくれない」とか、「決めたことを実行できない」、「成果を出す為に、どうすればいいかを自分で考えて、行動していない」、「目の前の業務に精一杯で、新しい取り組みやチャレンジができない」など。他社でもよくある課題だと伺っていましたが、当社でも同じような課題がありました。

そんな課題を抱えながら「とにかく自分が成長するしかない」と思い、全てを1人でやっていた、なんて頃もあったんです。お客様から仕事をもらってきて、製作するのも、検査するのも自分。当然、こんなことが長く続くはずもなく、ある日、ものすごい不良を出してしまい、お客様に呼ばれてしまったことがありました。段ボールが3箱ぐらい積まれていて、500万円近くの不良があり、設計士さんたちに囲まれ、ひたすら謝りました。今では笑って話せますが、そういうこともあったんですよ。この話自体はだいぶ前の話ですが、その企業体質はなかなか変えることができずにいましたね。

【2人のリーダーが別人のように変化した】

「xDrive」での変化を教えてください。

岩田

まず、常務の二階堂が、「三研工業にこの人あり」という頼れる存在になりました。そして、社長である私の一番の味方にもなってくれました。「xDrive」を受けて、本当に別人のようになってしまったんですよね。社員の誰に聞いても「二階堂さん、変わったよね」といわれます。常務は、元々会長の下で、いろんな経験をしてきているので、ものすごく頼りになる存在ではあったのですが、特に社長である自分との連携、コミュニケーションが大事なので、それをずっと伝えていました。「xDrive」をきっかけに劇的にコミュニケーションが取りやすくなり、自分が考えたことを、常務に渡すとすぐに動いてトライアンドエラーしてくれるようになりました。これまでの動きとはビックリするぐらい全く変わってしまいましたね。

それから、営業部長の中宗が極端に伸びました。彼女も「xDrive」を受けて、別人へと変貌を遂げた一人ですね。彼女は本当に誰もが認めるほど優秀だったのですが、私とは意見の食い違いなどがあり、よく喧嘩をしていました。そして、彼女は営業部のリーダーだったのですが、なかなかうまくリーダー業務を回せておらず、売上もどんどん落ちてしまっていた時期がありました。「このままではもう駄目かもしれない…」と思ったことも、正直あったのですが、「xDrive」を経て、彼女は「全てを前向きに」捉えるようになりました。結果として、営業部長以上の仕事もやってくれるようになり、別人になったと表現できるほど、本当に劇的に変わりましたね。

(※営業部長の中宗様のインタビューはこの下にあります)

【まず社長である自分自身が変わることが大事だと思った】

岩田

これまでも私たちはいろんなことに取り組みました。従業員は「会社がやろうとしていること」に対して、ガタガタ揺られながらついてきてくれていました。でも、会社が何をしようとしているのかが伝わらなかったり、納得してくれなかったりと、ガタガタしているところに、「xDrive」が入り、ビシッとまとまり、常務、営業部長を始め、グングン伸び始めるメンバーが出てきました。

そして、講師の方のアプローチは、社長自身が変わらなきゃと思えるアプローチでもありました。私が「xDrive」でのチームの変化を目の当たりにして、今、確信しているのは、「全ては社長なんだ」ということです。社長自身が講師の方と同じ方向を向いていないと、当然のことながら講師もトレーニングに入り込めないんですよね。もし、自分がそういう姿勢でなかったとしたら、せっかくトレーニングをしても、結局会社は変わらなかったと思うんです。だから「やっぱり結局は社長なんだな」と思いました。社長である自分自身が成長しないと、従業員も成長できないということを痛感しています。

社長自身の成長とは何かといえば「まず社長自身が一旦全てを受け入れて、吸収し、試してみる」ということだと考えています。これを素直に実行できる社長でないといけないんだろうなと思っています。なぜなら、社長は、自分の能力以上のこともやらないといけません。そのために、自分の考えている以上のことも吸収していかないと、会社は伸びていかないと思ったんです。だから、いちいち講師の話すことを評価するのではなく、「まず社長自身が一旦全てを受け入れて、吸収し、試してみる」これが非常に大事だと思いました。

従業員が変わるも変わらないも、全部自分であり、これは言い換えれば、今まで会社が伸びなかったのは、自分がダメだったからだということなんですよね(笑) 「xDrive」を通じて、それを受け入れることができたから、素直にトレーニングの内容を取り入れようと思えたんです。この会社を良くするために、社長である自分がすべき最も重要なことが、「まず自分自身が変わること」であり、講師の方が活躍できる場を作ることだと思ったんです。自分が右だと思うことを、講師の方が左だと言うのなら、まずはそこにトライしてみる。そうするとやっぱり、今、会社に足りない部分が見えてきて、そのうちに、自分も講師もチームも同じように考えられるようになります。すると、より早く成果にたどり着けるようになります。だから社長である自分自身の成長のスピードをまず上げていくことが大事ですね。さらに、もし今後この業界自体がシュリンクしていってしまうとすると、違う業界にも出ていかないといけません。そのために、自分が成長して、違う業界のことを、社内に持ってきた時にも、それを受け入れて、実行できるだけの経営陣やチームが必要になってきます。その要となるのはやっぱり自分自身だなと思っています。そういう考えを持てるようになったのは、「xDrive」のおかげなんですよね。

最後に、今後目指す目標とチーム作りについてお聞かせください。

岩田

最近、社内で「世界で勝っていこう」と話しています。小さな会社で「世界」なんてといわれるかもしれないですが、でも「世界」と言わないと、「世界で勝っていく」方向に会社全体が向かないと思うんです。そのために、まず自分が世界に出ていって、いろんなものや業界を見て、インスピレーションを得て、それらをチームにどんどん伝えていく。そして、たくさんのチャレンジをしながら、常務、工場長、部長が、この会社をどんどん成長させていき、社内でもどんどん意見が出てくるようになり、たくさんトライアンドエラーを繰り返していくことができるような会社は絶対楽しいと思うんです。まず、自分が楽しいと思っていることが社内のメンバーたちにも、伝わって全員が「楽しい」と思える会社にしていきます。仕事が楽しくなければ、成果も出ませんし、きっと環境も良くなりません。社員たちも変わってきて、今、とてもワクワクしているので、チーム全員で仕事を楽しみながら、お客様のために働いていきます。

「xDrive」を経て、管理職として自分自身と向き合い、まず自分が変わった。そして部下の目標達成に対しての責任感が変わり数字が変わってきた。

【「現状の数値の把握」という当たり前のことが当たり前になった】

「xDrive」を受けてどんな変化があったか教えてください。

中宗

「xDrive」が始まった最初の頃、弊社の営業マンたちは、目標数字、現状の数字、月末の着地見通しを、誰も答えることができませんでした。「大体今月、これぐらいはいくだろうなぁ」という感じだったんです。目標に対する現状の把握、見方や考え方がものすごく甘かったんですよね。

毎回の「xDrive」のセッションの始めに講師の方から「現状を教えてください」と聞かれるんですけど、毎回毎回すぐに答えを出せなくて、「パソコンの前に行って、いくらだったっけ?」とやり始める始末でした。

最初の頃は何度も注意されていて、なかなかできるようにならなかったんですけど、「xDrive」のトレーニングを重ねていくうちに、それが定着し習慣になってきました。そして今では、現状について聞かれても、サラサラ答えられるように変わりました。できて当たり前のことだと思うんですけど、そのできて当たり前ができていなかったんですよね。現状を正しく把握しないと、目標まであとどのくらいで、どのくらいのパワーを出さないといけないのか、分からないじゃないですか? そんな状態では目標達成はできないので、その辺りの考え方がすごく定着したと感じます。

【目標達成への責任感が高まっている】

中宗

「xDrive」参加前に比べ、営業マン達の目標達成への責任感は高まっていますね。それから、会行動する前に、”目標達成には何が必要か”考えることについては、毎週毎週シートを使っているので定着してきました。会社やチームが目指しているビジョンや目標について、これまでは「そういうことは会社の上層部の人が考えることだから、自分には関係ない。与えられた目先の数字だけやればいい」という考え方だったのが変わってきたと感じます。目標を達成させるのに、あとどのくらい自分が会社に貢献できるのか?ということを考えて行動し、モチベーションも上がっていると感じますね。負のスパイラルから、プラスの良いスパイラルに変わってきている感じがします。工場の現場のメンバーには目標がなく、あまり主体的ではなくて、日々与えられた課題と作業を繰り返しているだけ、という感じでしたが、それが今では、きちんと目標が設定されて、各個人の意識が高まっていると感じます。

【PDCAを回さないと目標に到達できないんだという思考に変わった】

なぜ、そのような変化があったと思いますか?

中宗

まず、講師の方の言葉が、非常に明確で分かりやすいことですね。「今はここが課題ですよ」、「だからこういうふうにしていきましょう」という明確な将来像、ビジョンをきちんと出してくれるのがありがたかったです。いろんな考え方や見方を教えていただいて、営業マン一人一人が明確な目標を持って、「PDCAを回さないと目標に到達できないんだという思考」に変わっていきました。

これまでは通期や四半期という期間でのPDCAは一切ない状態で、ただ目の前の数字を追い求めて、時間に流されていた状況でした。「これではいけない…」と思いつつ、どうやったら変われるのか、その方法が分からない状況でしたが、「xDrive」が始まってからは、「これこそが営業の正しいあり方」なんだというのを、とてもよく理解できました。

そして私自身の部下に対しての指導も変わりました。これまでは一生懸命指導をしても、コツを掴んでもらうまでがなかなか大変だったのですが、「xDrive」のセッションを繰り返していくうちに、他の営業マンたちも、主体的に思考がどんどん変わっていき、コツを掴んでくれているのを感じられるようになりました。

【視覚的にも目標がクリアになり、次に何をすればいいのか自動的に分かるようになった】

中宗

「イーゼルパッドや付箋」を使うことによって、視覚的にも目標が明確に分かりやすくなりましたし、同時にPDCAシートで物事を整理していくと、「今週は何をやって、結果がどうだったのか? 何がうまくいって、何がうまくいかなかったのか? じゃあ翌週はどうすればいいのか?」が自動的に分かるようになりました。視覚的に見えるようになったので、これは本当に画期的だったなと思いました。

さらに「xDrive」のセッションと、各セッションの間に進捗会議があったり、社内でも営業ミーティングを毎日やっていて、良いサイクルができて、それも組織が変わった要因かなと思います。

「xDrive」を受けて一番嬉しかったことは何ですか?

中宗

「xDrive」を受けて、一番嬉しかったことは、一匹狼みたいな感じで、昔からギスギスしていた部下がいたんですけど、彼が変わってくれたことですね。一匹狼じゃなくて、二匹とか三匹になったみたいな(笑) 彼はトップの営業成績なのですが、数字だけを追い求めていて、自分さえよければいいというように見えてしまうこともあったんです。彼には、才能があって自分自身でPDCAを自然に回せていたんですけれど、そのやり方をなかなか他のメンバーには見せてくれませんでした。

でも彼はトップの営業成績なので、やっぱり彼のノウハウをみんなで共有できると、他のメンバーも伸びていってくれると思っていて、そこが必要だなと思っていたので、彼が変わってくれたのは本当に嬉しかったんですよね。

「xDrive」のセッションを繰り返し受けることで、私自身の考え方も、彼への接し方も変わったおかげで、徐々に心を開いてくれて、かなり協力的にいろいろやってくれるようになりました。これまでのギスギスした関係はなくなり、「みんなで楽しく売上を上げていこう」という感じになって、自分からどんどん意見を言ってくれるようになりました。

さらに彼は、これまでとはうってかわって、売上が出ていないメンバーに対してアドバイスをしてくれたり、私が指導で困っている時も「こうしたらどうですか?」「僕はこうだと思いますよ」と言ってくれたりしてくれて本当に助かっています。

きっと、ノウハウを隠しているよりも、出すことによって、自分がアドバイスした人の成果が出たり、相談されたりするのが、楽しくなったり、嬉しくなったりしたんじゃないかと思います。

「xDrive」をもし受けていなかったら、今どうなっていたと思いますか?

中宗

率直に言って、やばかったと思いますね。私自身、全然主体的に考えられなかったと思いますし、不健全なプライドもあったと思います。これまでは他のセミナーに出ても、「無駄ではないけど、これに参加するぐらいだったら、自分の仕事をやっていたほうがよかった」と思うことも多かったんですよね。

ただ、「xDrive」を受けてからは、会社がお金を出してくれているものは、何かしら自分にとって必要なものなのだと受け止められるようになりました。そういう考えが、今までなかったわけではないですけど、「xDrive」を受けたことによって一気になくなりました。

「xDrive」をどのように人に勧めますか?

中宗

絶対やった方がいいよ、とストレートに勧めます。弊社と同じような悩みを持っていたり、もしくは私が悩んでいたようなことと同じであれば、絶対に勧めます。「売上が上がらない…」とか、「部下のマネジメントが…」とか、全部「xDrive」で解決すると思います。「マネジメントをどうするのか?」とか、「どのようにすれば部下が育つのか?」とか、目から鱗のことばかりです。特に、今管理職の人や、これから管理職になる人は、マネジメントの本を読みますよね? 本を読んだり、Webの記事を読んだりして、「マネジメントってこうすればいいんだ」って、頭では理解できるかもしれないんですけど、それを自分に当てはめて、ちゃんと実践できるかというと、実践できる人って多分100人いたら1人か2人だと思うんです。

実は私自身が実際にマネジメントに悩んでいたんです。たくさんマネジメントの本を読み、Webの記事も読みました。「言うことを聞かない部下」とか、「やる気がない部下をどうしたらいいか?」とか(苦笑) でもそれって要するに、「部下を変えようと」しちゃっていたんですよね。「7つの習慣研修」にも参加させて頂きましたけれど、まず自分が変わらないといけないんですよね。部下が目標達成できないのであれば、私はどのように変わったらいいのか? ということと向き合うようになりました。そういったことを「xDrive」の各セッションの中で、管理職自身が学んで体感することによって、考え方が変わり、それによって部下も変わってくると思うんです。だから、絶対勧めます。

それから講師の豊川さんをめちゃくちゃお勧めしますね。なんでも正直に、真摯に答えてくれますし、何を聞いても、一本筋が通ったブレないことを教えてくれます。豊川さん自身が分からないことがあったとしても、「自分は分からないけど、こういうふうにしたらどうですか?」と、提案をしてくれるんです。一緒に解決していきましょうと、横に並んで一緒に考えてくれる姿勢があって、とても信頼できる先生です。

導入担当者からのコメント

FCEトレーニング・カンパニー (担当)

FCEトレーニング・カンパニー トレーニング担当です。
最適な研修やトレーニングのご提案から実際のコンサルティングまでを実施いたします。

この記事を書いたコンサルタント

株式会社FCE (編集部)

株式会社FCE 人材育成コラム編集部です。
人材開発/研修を検討中の方、組織力の向上を目指し情報収集をしている方向けに有益なコンテンツを発信していけるようサイト運営をしております。

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