リーダーシップを発揮する社員の具体的な行動8選
サークルの後輩
少し前、大学時代のサークル仲間と食事会がありました。
10年来の友人や、中々会えない仲間も集まってくれて、とても楽しい会となりましたが、その中で、とある後輩(以下T)と話がはずみました。
サークル活動でも接点が多く、当時からとてもしっかりしていた後輩です。
話の中で、コンサルティング業界にいると判明。徐々に仕事の話になっていきました。
私がインハウスデザイナーをしていると伝えると、Tからはお客様にお渡しする資料のデザインを整えたいがどうしたらよいか、入門的なことがわからない、と質問がありました。
こういう時に必ず勧める、「ノンデザイナーズ・デザインブック」を伝えた所、
Tはその本を即Amazonで購入していました。
この時、私はTの決断力にたいへん感心したのです。
と同時に、「私のことをとても信頼してくれているんだ」と感じられ、非常に嬉しい気持ちに。
そして、Tの職業を思い出し、
「こいつはデキるコンサルタントや……!」
と強く感じたのでした。
即ポチの効果性が高すぎる
まず、本を勧めた側からすると、
・自分を信じてくれた
・相手には確かな向上心がある
・自分の分野に興味があることを行動で示してくれた嬉しさ
というような、非常に大きなプラスのインパクトがありました。
上っ面の言葉だけ、とか態度だけ、ではない行動で示される信頼、というか……。
何か「ああ、この人は信頼できる」という手応え、みたいなものを感じたんですね。
以前、何かのメディアで読んだのですが、コンサルタントはクライアントから本を勧められたらその場で買え、買っているところも見せろ、という指導があるという話がありました。
それを苦もなく実行しているTを見て、これは本当に効果があるんだな…と実感。
と、とても嬉しかったにも関わらず、私は意地悪な気持ちから、
「本、即買ってくれてありがとう。役に立てたら嬉しいな。ところでコンサルタントって、勧められたら本を即買えって指導受けるらしいね」
と言ってみた所、
Tは「え?それは知らないです」とまっすぐな目、素直な表情で回答してきました。
(すごい……人格も良い……。)
本当に自分が性格悪すぎて申し訳ない気持ちになりました……。
まとめ
と、食事会の場ではTにペース握られてしまったな~という感じでしたが、後から考えると、サークル時代からの積み重ねもあり、信頼してくれているのだと思っています。
「相手に勧められたものをその場で入手する行動を示す」というのは、相手の信頼を高める効果の高い手法だと感じました。
誰にでも使える、というわけではないですが、少しおせっかいな先輩から信頼を得たい場合などには使えるのではないでしょうか。
相手の詳しい分野かつ、自分の伸ばしたい分野の話を振り、頼ってみる。
おススメされたことをすぐに行動に移す。
なかなかの高等テクニックな気がしますが、これが自然にできるTは本当にすごいと思います。(人たらし感が強くて少し心配ではあります)
誰かの信頼を獲得したい、という点にフォーカスして記事を書きましたが…
“即行動に移す”ことができるのが、仕事ができる人の共通点なのかもしれませんね。
以上、神山でした。
PS
サークルの仲間は個性的なメンバーばかりで、会うたびに刺激をもらっています。
何かお返しできるといいんですが、皆しっかりしていてあんまり返せてないです。自分は自分のやり方でがんばろう。