わたし、2015年に入ってから、1つ決めたことがあります。
それは…。
「主体的になるの、やめます」
…え、7つの習慣を伝えている会社の人がそれでいいの?!
…研修会社の人だよね?
そんなみなさまの声が聴こえてきそうです(笑)。
勘違い
なぜそう思ったか?
そもそも、わたし「主体的である」ことや「主体性」の意味を
勘違いしていたことがわかったんです。
こんなことがありました。
他部署の会議に参加していた時のことです。
会議では色々とアイデアも出て、
どんどん進めたい、と思うことがたくさんありました。
でも、周りのメンバーもとても忙しく、
わたしが得意な分野でもあったので
「わたしやります!」と言って、引き受けることにしました。
でも、その時わたしは、本来の自分の業務でやるべきこともあり、
それでもいっぱいいっぱいな状態(笑)。
その結果、やるべき仕事も、新しい仕事も、
どちらも納期にも遅れ、きちんと全うできないということがありました。
何がいけなかったの?
もちろん上司にも叱られましたし、
自分でも「なんて仕事の仕方が悪いんだ」と思い反省しました。
でも、冷静に自分の時間の使い方を見直すと、
無駄な時間を過ごしていたわけじゃないんです。
『何がいけなかったんだろう?』
そう思い、振り返っていた時に、
実はこういう出来事は今に限らず、よく起こるなあ、と感じたのです。
やりたい、やらなくちゃ、と思って自ら仕事を積極的に引き受けたりするけど、
結局どうにも回らない。
なんとかやるべきことはやるけど、イマイチ評価もされない。
心のどこかでは「わたし、こんなに頑張っているし、主体的なのに!」
と思っていました。
「主体的=積極的」じゃない
そんな中、『7つの習慣』を読み返していたら、このような言葉がありました。
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「主体性とは、自発的に率先して行動することだけを意味するのではない」
「主体性のある人は(中略)
自分の行動は、状況から生まれる一時的な感情の結果ではなく、
価値観に基づいた自分自身の選択の結果であることを知っている」
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もちろん、本も何度も読んでいましたし、
頭では十分わかっているつもりでした。
でもこの文章を読んで改めて気づいたんです。
わたしは、
「何事にも積極的にがんばろうとする自分」
が「主体的」であることだと思っていたんです!
仕事において人から何かを頼まれたり、
突発的に細かい依頼事をされると、
自分の時間や、本来のやるべきことを後回しにしてで
「やります!」と手を挙げてしまったり、
そこまでやるの?と言うくらい手をだしてしまったり。
なんでそうするかというと、結局わたしは、
「自分の価値観や、一番優先すべき成し遂げる目的」
に向けて時間を使うこと以上に
「積極的に関わろうとすることで、周りから評価されたい」
という気持ちで、行動を選んでしまっていたんですよね。
つまり、何でも「やります!」と言ってしまった方が楽だっただけなんです。
見直す
心のどこかで
「わたしがやらないとしょうがない」
「どんなことでも自ら手を挙げて、行動することが“良いことだ”」
「そして、それが主体的であることだ!」
と勘違いしてしまっていたんだと思います。
もちろん、積極的なことは良いことですし、
その姿勢自体を自分で「悪い」とは思っていませんが、
その結果、「本当に自分が大事にすべきこと」
をできないのであれば、本末転倒ですよね。
もう既に「習慣」にすらなっている、
自分の弱さだなあ、とも感じたので、
自分の日々の行動や、仕事の受け方、目標設定の仕方も見直してみました。
その結果どうなったか…については…
もう少し実践してから、また今度!お伝えさせていただきたいと思います^^
自分を見直す
こういう自分の弱さに気付けるのは、
一緒に仕事をしてくれる人や、読む本など、
自分以外の「他者」のおかげだなあ、と最近心底思います。
実は、最近わたしも他の会社の研修を受けたのですが、
そこで感じたこと、学んだことも大きかったかもしれません。
・もうちょっと自分のことを振り返ってみたいな
・自分の目指すことや強みや弱みを、考える機会が欲しいな
と感じられる人は、そういう目的をもってセミナーなどでるのもおススメです!
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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