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生産性上げる

目的は何?ないならやめちゃえば?

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2017/03/31


あるアメリカの田舎の家庭での話です。その家庭では、クリスマスになるとローストビーフを食べるという慣習がありました。母親は、いつも生肉を買ってきて、オーブンでその肉の塊をじっくり焼いて、ローストビーフを作ります。しかし、なぜか、いつも生肉の端っこを大胆に切り落とし、その端っこの肉は捨てて、肉をオーブンで焼いていました。ある時、不思議に思った父親は聞きました。

「なんで、生肉の端っこを切り落とすんだい?」

すると母親は答えます。

「これはおばあさんから習ったことなの。そういうやり方なのよ。」

「そうなんだ…ふーん。」

きっと美味しく肉を焼くやり方なんだろうと思いつつも、なんとなく疑問が解消されない父親は、おばあさんに聞きに行くことにしました。なぜ、生肉の端っこを切り落とすのか? すると、おばあさんからは、とんでもない答えが返ってきました。

「昔はね、オーブンが今よりも大きくなかったの。だから生肉が入らなかったのよ。だから端っこを切り落としてたの。ただそれだけのこと。ねぇ、どうして?」

「えぇっとね……」

目的は何?

なんともマヌケな話ですね…母親は、なぜ、生肉の端っこを切り落としていたのでしょうか?

「おばあさんに教わったことだから、、、」

そう、古くからの慣習だという理由だけで、その目的も理解せず、ただ教わったことをやっていたのです。改めて、「マヌケですね~。もったいないですね~。」でもこの話、、、全然笑えませんでした。なぜなら、この話は、私たちの朝礼で会長から聞いた話だったからです。。

 

だから目的は何?ないならやめれば?

会長からレビューをもらう時に、この、「目的は何?」ってことをを毎回のようによく聞かれます。そして、「目的がない、もしくは大した目的がないのならやめちゃえば?」っていうのが会長の口癖です。これを言われる時は、かなり辛いです。頭をハンマーで後ろから殴られたような、ガーンという衝撃があります。

「えぇっと、あの…でも、ですね。」

みたいな感じになります。でも、言われた時は辛いんですが、その後、やっぱりスッキリします。目的を改めて確認した時に、施策をスタートした時は必要だった、もしくは必要だと思ったけど、やっぱり必要なくなった、なんてことはたくさんあります。そしてほんとに、施策自体をやめてしまうこともあります。だから常に、「目的は何?目的がない、もしくは大した目的がないのならならやめちゃえば?」という視点は大事だと教わりました。

ちなみに、この視点は、抜本的に仕事の仕方を改善するための視点の1つ、「DISCONTINUE:やめてしまえないか?」というものです。

 

でも、やめるには勇気も必要

でも、やろうとしたことをやめるというのは多少の勇気が必要かもしれない、と、私は思いました。私は過去を振り返ってみました。すると、私は学生時代(中高と野球部でした)から、前職まで、割と体育会系で、やると決めたらやり切るというのが美学でした。そういったパラダイム(価値観)だったので、「やめてしまえないか?」という視点を持つのには、最初は拒否反応がありましたし、辛かったです。。。

ですが、徐々に、この視点を持つことができるようになり、楽になった感じはあります。(まだまだ修行中ですが、、)

「目的は何?目的がない、もしくは大した目的がないのならならやめちゃえば?」

もしかすると、あなたの会社・組織でも、

古くからの慣習だったからなんとなく目的も分からずやっていること(特に事務系のルーティンとか)

最初は必要だったから始めたけど、今は別にやってもやらなくてもいいかもしれないこと

やめてしまえば、その分、別の本当に大事なことに時間を使えること

などがあるかもしれません。

今日のトレマガがあなたとあなたの組織の、業務改善の抜本的なヒントにしてもらたら幸いです。

以上、天大でした。

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中村天大

中村天大

株式会社FCEトレーニング・カンパニー、マーケティングDiv.サブマネージャー。トレマガ執筆者。茨城県牛久市出身。大学では半導体工学を専攻していたが、「自分はアインシュタインみたいな天才にはなれないし、自分が天才になるより、天才を見つけ、育てる方が価値あるんじゃないの!?」と思い、学部の9割以上の人が大学院に進学する中、、突如、教育業界に進路変更し、大学を卒業。社会人2年目でマネージャーへ昇進し、バリバリ働くが、働きすぎて身体を壊す。また、塾で子どもたちに「夢を描け!世界で活躍しろ!」と言っているが、「てゆーか、そもそも自分はどうなのよ?」、「まず、語れる自分にならなきゃなんじゃないの?」と思い、その後、FCEトレーニング・カンパニーへ転職。しかし、世の中は甘くなく、人材育成事業のコンサルティング営業職に就くが、元気と笑顔だけで生きてきたので、思ったようにお客様の成果に結びつけることができず…「お前、ここで死に物狂いになれなかったら、もう行くところないよ?」と、上司に言われ、マーケティングDiv.へ異動。おっちょこちょいで、超楽観的な性格から、「こんな感じでたぶんイケると思います(^^♪」という計画を、上司たちに木っ端微塵にされ、叱られながらも徐々に成長。。。言葉通り、死に物狂いで働き、勉強し、グループ内でジ・エンプロイー・オブ・ザ・イヤーを受賞。現在に至る。私にとっての働くをおもしろくするは、豊かな人生を送るために、おもしろく働く。おもしろく働くから成果が出る。成果が出るからプライベートも充実し、楽しい人生になる。
中村天大

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