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上司を味方につける、「議論モード」の会話術

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2016/10/04


先日、久しぶりに会った大学の後輩が、うかない顔をしていたので、
その理由を尋ねたところ、こんな返事が返ってきました。

…………………………………………………………………………………
上司から「任せる」と言われた仕事の進捗状況を報告したら
「ここはこうした方がいい、ああした方がいい」
といろいろ指摘されちゃって…。

これって、わたしには任せられないってことですよね。
だったら、最初から「任せる」なんて言わなければいいのに、と
腹が立ってきちゃったんです。
…………………………………………………………………………………

みなさまにも同じような経験はありませんか。

わたしは、似た経験をしたことがあります。
入社して3年ほど経過し、仕事に対するやりがいや手ごたえを
感じはじめたころのことです。

わたしも、任された仕事に対し、上司からいろいろ言われると、
「なぜ、ここまで言われなくてはいけないのだろう?」と、
よく腹を立てていました。

そんな時に、先輩から衝撃の一言が…。

「大司さん、そんな戦闘モードで話さなくてもいいんじゃない?」

自分では、戦うなんて気持ちは全くなかったので、

「そんなつもりはないですよ!
部長がわかってくれないから、困っているだけです」

と言ったところ、
先輩は、「それだよ、それ(笑)」と、笑いながら去っていったのです。

戦闘モードって?

先輩が口にした、「戦闘モード」という言葉が気になりました。

そこで、先輩が上司と話している時の様子を観察してみると、
わたしと上司が話す時とは、明らかに様子が違うことに気付きました。

先輩と上司の間では、意見が食い違っている時も、
先輩は上司の話をよく聞き、上司も先輩の話をしっかり聞いています。

さらに、わたしと先輩の「話し方」には、大きな違いがあることも発見しました。

先輩は「でも…」「しかし…」「いや…」といった否定語を
全く使っていないのです。

わたしなら「でも、これはこうだと思うんですけど!」と言うところを、
先輩は「ちなみに、私はこう思うのですが、いかがですか?」と、
自ら、上司の意見を聴こうとしていました。

わたしに対しては説得調だった上司も、こんなふうに話す先輩に対しては、
「なるほどなあ、俺はこう思うのだけど、どうかな?」と、
先輩の意見を聴こうとしています。

ここで、先輩の言っていた「戦闘モード」の意味に気付いたのです。

わたしは「上司の意見と、わたしの意見、どっちが勝ちか!」
という戦闘的な気持ちで、話をしていました。

一方、先輩は「より良い成果を出すためにどうしたらよいか」
を念頭において、上司と「意見交換」をしていました。

だから、上司と対等な「議論」ができていたのです。

まず受け入れてから伝える「議論モード」

上司は、部下になんとか成果を出させたいと思い、アドバイスをしてくれます。

それなのに、アドバイスに腹をたてて、
「でも…」「しかし…」と、自分の意見ばかり主張する部下だったら、
上司はいい気分になれませんよね。

さらに、部下の主張が自分勝手で、あまりにひどければ
「そこまで言うなら、勝手にすればいい」と、
アドバイスを止めてしまうこともあるかもしれません。

それでは、せっかくの成長の機会を、失ってしまうことになってしまいます。

そのことに気がついたわたしが、決めたことが2つあります。

1)違う意見を上司から言われても、
「でも…」「いや…」「しかし…」とすぐに返さずに、
「そうですね」とまずは“受け止める”こと。

2)その上で、上司に理解してもらいたいことは
「ちなみに、こんなふうに考えたのですが、いかがでしょうか?」
と伝え、自らアドバイスをもらうこと。

さらに、上司と自分のどちらが正しいかを決める「戦闘モード」ではなく、
上司の異なる意見を取り入れながら、より良い成果を導くための、
「議論モード」で話をすることを意識するようにしました。

その結果、自分とは違った視点や思考法が身に付き、
成長の機会がどんどん広がってきたように感じています。

わたしは後輩に、次は

「ありがとうございます。そういう考え方もあるのですね。
この部分は、そう改善してみようと思います。
ちなみに、わたしはこのような理由で考えまたのですが、
それについては、どう思われますか?」

と、「議論モード」で話してみるといいよ、と伝えました。

みなさまにとって、この話が参考になれば幸いです。

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大司奈緒

大司奈緒

イノベーション Div.マネージャー。トレマガ執筆者。株式会社FCEトレーニング・カンパニー
大学4年生で就活を終えた後、アルバイトではじめた家庭教師派遣業での経験から、急遽「教育」分野へシフト。その後、『7つの習慣』との出会いをきっかけに、もっと自分の力をつけようと、当時東証一部上場のコンサルティング会社へ転職。 子ども向けの「7つの習慣(R)」プログラム企画・開発職に従事し、FCEトレーニング・カンパニー創業メンバーへ。 マーケティング室を立ち上げ、マネージャーとして試行錯誤しているうちに、トレマガにその紆余曲折を好き勝手書いて(ごめんなさい)配信するように。 働くを“もっと”おもしろくしたい!という思さの強さがゆえに、よく凹み、よく泣き(※いい時も悪い時も)、よくテンションが上がる。若干面倒くさい女子(仮)。 今のミッションは、 「自分が得たいことに夢中であること」 「最高のHEROMAKERになること」 最近はまっているのは、チームの生産性向上(と、言う名の定時退社の画策)。

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