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テニスの球はなぜ黄色いのか?

tennis-ball


「テニスボールは黄色いですよね。なんで青じゃだめなのか? なんで赤じゃだめなのか?」

昨日、仕事を終えて、メーラーを立ち上げると、こんな不思議なメールが私のメールボックスに届いていました。このメールは社内のメールで、グループ会社のある事業部の部長から来ていたものでした。

「なんで、テニスボールが黄色なのかって? 考えたこともなかったなぁ…」

と、私は思いました。(きっとあなたもそうなんじゃないかと思いますが…)

テニスボールが黄色い理由もそうなのですが、そこに書いてエピソードが大変興味深く、とても大きな気づきを得て、すぐに自分の物の見方を変えるきっかけになったので、この話を早速トレマガに書こうと決めました。(テニスの球が黄色い理由、あなたは知っていますか…?)

 

疑う力

そもそもこのメールがなぜ、送られたのかというと、前々回のトレマガで少しお伝えしましたが、弊社では、新人は入社すると、会長のこれまでの朝礼約30本を全て視聴し、レポートを書くという修行(?)があります。

そして、これらのレポートは、既存社員のための朝礼のリマインドにもなるだろうということで、宛先はグループ会社の社員全員にしています。実際、私にとっては、過去の朝礼を思い出す大変良いきっかけになっていますが、もし自分が新入社員だったら、入社していきなり自分のレポートを全社員、しかもグループ会社全体に送る、というのはきっとドキドキするだろうな、と思います。

そんな話はさておき、今年の4月に弊社のグループ会社のFCEエデュケーションに入ったNさんが、研修のレポートをメールで送ってくれていました。

その回の朝礼では、「ルールを作る側になろう」という話がありました。

ルールを作る。

ルールを守るのももちろん大事だけど、今後会社が成長していくためには新しいルールをどんどん作っていく必要がある。そして、例えば5年後を想像した時に、あなたは誰かが作ったルールを守る側にいるのか? それとも、自分がルールを作っている側にいるのか?

ルールを作る側になろうよ。そして会社をもっと成長させよう。

かなりざっくりまとめると、こんな感じの話です。

ここに会長の壮大な昔話が乗っかり、過去会長がどんなルールを作ってきたか? また、時には良い意味でルールをねじ曲げ、壊してきたかなんていう話を事細かにしてもらえるのです。

その朝礼の内容をVTRで視聴して、新人のNさんは、

「これまで私はカメレオンのようでした。前職では、まるでカメレオンのように臨機応変に様々な局面を乗り切ってきました。 しかし、問題が起きたとき、すべて今ある既存のルールのの中だけで留めてしまっていました。今まで明確に「ルールを作る」という考えで仕事をしたことはあまりありませんでした。FCEの入社研修で、会社の常識を大きくしていってほしい、と会長に言われました。全てをルールのせいや枠のせいにしていたら、成長はありません。今回の朝礼を聞き、 改めてそう言われたことを思い出し、私に必要なのはこの考えだったのだろうなと思います。一気に変える事は大変ですが、努力し、学び、そして、会社の常識を大きくしていく存在となります。」

と、こんな気付きを朝礼の内容のまとめと共に送ってくれていました。自身の前職での経験もまじえて振り返りをしており、私にとっても改めて大変深い気付きを得ることができました。そして、このメールにNさんの上司である事業部長が返信メールを被せていたのが件の、テニスの球はなぜ黄色いのか? という話だったのです。

 

テニスの球はなぜ黄色いのか?

その事業部長からの返信は次のようなものでした。

「(前略)ある校長先生から聞いた話ですが、その方は過去テニス部の顧問をされていてテニスのド素人を2年で全国で優勝させたりしたそうです。その方の指導方法がおもしろくて、テニスを強くなりたいと思っている純真無垢な子ども達に疑うことの必要性を教えていたそうです。その方いわく、例えば、『テニスボールは黄色ですよね。じゃあ、なんで青じゃだめなのか? なんで赤じゃだめなのか?』こういったことを考えさせるそうです。これには理由があって、青と赤というのは打ちにくく、黄色が一番打ちやすいという理由だそうです。ただ、これならただの知識なのですが、さらにこの後、『青と赤は打ちにくいから 黄色にしたということは、この黄色のボールを使って、打ちにくくできたら、有利にならないか? みんな、どうする?』と考えさせるそうです。そうすると、生徒からは

『黄色いユニフォームを着れば、相手が打ちずらくなるんじゃないか?』という意見がでて、全身を極力黄色にしようというアイディアがでる。そういうことをやっていると、次第に自分で考える力が高まり、まれに2年で全国優勝したりする生徒がでる。なんていう話です。」

 

疑う力は手段

さらにメールは続きます。

「この話の本質とはなんでしょうか? 私が考えるに、目的はより本質的で有効な施策を生み出すこと、疑う力はそのための手段ととらえています。決して疑うことが目的とならないように、Nさんは、ぜひ、持ち前の素直さを存分に活かしながら、疑う力も手段として使ってみてください。」

というメールでした。先ほどの黄色いボールの話、黄色いユニフォームの話も大変興味深かったですが、ショックに近い大きな気づきを得たのはいわずもがな、最後の話でした。

疑う力は手段として使う。目的は、より本質的で有効な施策を生み出すため。

すぐに今の自分の現状を、振り返ってみると、そもそもなかなか現状を疑うということができていませんでした。さらにぶっちゃけると、現状を疑えないどころか他人からの指摘に対して、

「いや、、、そんなことないでしょ、、、」

という聞く耳持たぬスタンスになっていたことも少なからずあったことに気付きました。手段としての疑う力がそもそも持てていない。だから、本質的で有効な施策が生まれていない。そういうことなんだ、と思いました。すぐに自分のスタンスを変えていこうと思えた、素晴らしい気付きの機会でした。

今日の話が、あなたとあなたの会社の働くをおもしろくするヒントになれば幸いです。以上、天大(てんだい)でした。

 

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トレマガ編集・執筆責任者:中村 天大(なかむら てんだい)
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中村天大

中村天大

マーケティングDiv.サブマネージャー株式会社FCEトレーニング・カンパニー
株式会社FCEトレーニング・カンパニー、マーケティングDiv.サブマネージャー。トレマガ執筆者。茨城県牛久市出身。大学では半導体工学を専攻していたが、「自分はアインシュタインみたいな天才にはなれないし、自分が天才になるより、天才を見つけ、育てる方が価値あるんじゃないの!?」と思い、学部の9割以上の人が大学院に進学する中、、突如、教育業界に進路変更し、大学を卒業。社会人2年目でマネージャーへ昇進し、バリバリ働くが、働きすぎて身体を壊す。また、塾で子どもたちに「夢を描け!世界で活躍しろ!」と言っているが、「てゆーか、そもそも自分はどうなのよ?」、「まず、語れる自分にならなきゃなんじゃないの?」と思い、その後、FCEトレーニング・カンパニーへ転職。しかし、世の中は甘くなく、人材育成事業のコンサルティング営業職に就くが、元気と笑顔だけで生きてきたので、思ったようにお客様の成果に結びつけることができず…「お前、ここで死に物狂いになれなかったら、もう行くところないよ?」と、上司に言われ、マーケティングDiv.へ異動。おっちょこちょいで、超楽観的な性格から、「こんな感じでたぶんイケると思います(^^♪」という計画を、上司たちに木っ端微塵にされ、叱られながらも徐々に成長。。。言葉通り、死に物狂いで働き、勉強し、グループ内でジ・エンプロイー・オブ・ザ・イヤーを受賞。現在に至る。私にとっての働くをおもしろくするは、豊かな人生を送るために、おもしろく働く。おもしろく働くから成果が出る。成果が出るからプライベートも充実し、楽しい人生になる。
中村天大

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