マネジメント
なぜ、できる人は緊張しないのか?「緊張=自意識過剰…
こんにちは、「7つの習慣(R)」研修ファシリテーターの松村です。
この記事では、「自走するチーム作り」シリーズとしてお客様からよく頂くお悩みに対して、ヒントになる情報を発信しています。
【目次】
「新人が3年以内に辞めてしまう。」
新たに入社する社員が増える季節を迎える前だからでしょうか、そんなお悩みを多くお聞きします。
・仕事がつらい、組織が合わない
・自信がなくて続けられないこのまま続けていけるイメージが持てない
・こういう仕事がしたかったわけではない
辞める理由を聞くと、こんな理由が出てくることも多いようです。
そして、上司の皆さんが何とか一緒に解決したいと思っても「辞めたい」と言ってきたときには、すでに、アドバイスや、改善の手助けをする状況ではなく…転職先も決まってしまっているなんて状況だった…
そんな経験をされたことがある管理職の方も多いのではないでしょうか。「もっと早く相談してくれていれば…」というのが、マネジメントする側の本音かもしれませんね。
新人メンバーからすると、目の前にある問題や課題を受け止め処理するだけでいっぱいいっぱい。
つらく苦しい気持ちで「環境を変える」という解決策しか選択肢がなくなってしまっている、という状態だったのかもしれません。その選択肢自体が悪いわけではありませんし、場合によってはそれしかないという状況もあると思います。
ですが、せっかく入社してもらい期待を込めて指導をしてきた新人メンバー。
そんな大事なメンバーが「辞める」という選択肢を一人で決めてしまう前に、少しでも相談してもらえる関係性を築けなかったことが悔やまれるのではないでしょうか。
関係性を築いていても、絶対に「辞める」を止める、ということは、正直難しいと思います。
せめて、将来的にどうなっていきたいのか、今どんなことに悩んでいるのかを相談してもらえる関係性を作れていれば…「急に辞められてしまう」という状況は回避できたかもしれません。
では、「関係性を作るにはどうすればいいのか?」弊社の取り組みからヒントを一つお伝えいたします!
すこし長期的な目線の話ではありますが、関係性を築く機会の一つとして「キャリアプラン・ライフプラン面談」というものを定期的に設けています。
この面談の目的はメンバーが「どんな人・人生として生きていきたいのか」という、将来のビジョンを純粋に上司が知ることです。
この先1年、2年といった将来だけでなく、さらに中長期的な人生のビジョンを共有してもらいます。
将来のビジョンを共有してもらえると、その子の「目指す人生」や「やりたいこと」がわかるのはもちろんのこと、大事にしている価値観も理解する一歩になるのです。
そうやって関係性を作っていくと、「そろそろキャリアチェンジを考えるかな…」「ライフステージが変わったし、相談あるかな…」と、マネジメントする側にも余裕が生まれます。
メンバーにとっても、この面談が自分の将来を考える良い機会となったり、もし、今うまくいっていないことがあっても、目の前の辛いことや課題からいったん離れてもっと大きな将来の夢やビジョンから見ると、
・今の状況、どうしたらいいのか?
・どう変えられるのか?
と、少しでも考える時間になったら、嬉しいですよね。
メンバー全員がいつまでも会社にいる、ということは難しいです。ならば、相談してもらえる関係性を作り、急に辞めてしまった…といった状況をなくす。
そして、新たな環境に行くメンバーを応援できるそんなチームを作っていきたいですね。
松村でした!
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