マネジメント
なぜ、できる人は緊張しないのか?「緊張=自意識過剰…
【目次】
本日は、「置換力」についてお伝えします。
FCEトレーニング・カンパニー「Smart Boarding」プロジェクトリーダーのマシュー・オドロンです。
私は始めて「チカン」という言葉を知ったときは東京に引っ越したときでした。
23歳の私が、オーストラリアから東京に来る前に、日本人の友達にこういう風に注意されました:
「東京の電車を乗るときに、上の手すりを必ず持ってください!」
「なんで?」と聞くと
「チカンが多いため、誤解されないように」
と友達が返事しました。
30代で弊社に入社して、会長の講話に参加し、「“チカン”力を活かしてください」と聞いたときに、ビックリしました。
会長のプレゼンテーションを確認すると、「置換力(ちかんりょく)」という言葉が記載されました。
なるほど、日本語で「チカン」は1つ以上の意味があり、英語だったら「substition」という意味でした。
「置換力」を調べたら、仕事に重要なスキルに気付きました。
「置換力」は簡単にいうと、何かに気づいたら、別のものとして入れ替えてみて考える力です。
なぜこちらのスキルが重要なのか。
それは、何かを解決するとき、新しい方法を考えるとき、新しい考え方がほしいときに、何もないところから考えるのは本当につらいからです。
でも、色々な物を観察し、「それはなんでそうなっているか」考えて、自分に取り組んでいる課題に使えばヒントになるかもしれません。
例えば、回転寿司屋のメニューです。
昨年、アプリ開発で、アプリのUIに悩んでいました。
フェイスブック、Twitter、販売アプリ、ニュースアプリ、色々を調べましたが、良さそうなUIを見つけられなかった。
ある日、回転寿司屋に家族と一緒に食べに行きました。
コロナの対応で、メニューがタブレットになりました。
最初の印象は「めちゃ使いやすい」
なぜそう思っているのか考えると、気づきました。
ほぼ完ぺき!と思いました。
自分が開発しているアプリにも、楽なナビゲーションを導入したくて、良いヒントを頂きました。
置換力を生かすと「どうするすべきか」が見つかるかもしれません。
そして、「やるべきでないこと」も、見つけるかもしれない。
また、回転寿司屋の話ですが、Webで注文したときに、食べに行ったときと逆の印象でした。
メニューのナビゲーションがなかったし、選んだ寿司はすぐに確認できなかったし、イライラしました(笑)。
それはそれで、「なるほど!」となりました。
アプリ、ウェブサイトのUIはユーザーの気持ちに直接影響があると気付きました。
私が寿司を注文したときに、「置換力」を生かせなかったら、こちらの2つの重要な気づきはなかったと思っています。
以上、マシュー・オドロンでした。
PS
置換力を生かすために、出社するときに別のルートを行ってみて、いつもと違うレストランに行ってみる。
そのあと、自分のスケジュールをいつも通りに変更すると、色々なことに気づきます!
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