マネジメント
なぜ、できる人は緊張しないのか?「緊張=自意識過剰…
こんにちは、「7つの習慣(R)」研修ファシリテーターの松村です。
この記事では、「自走するチーム作り」シリーズとしてお客様からよく頂くお悩みに対して、ヒントになる情報を発信しています。
【目次】
「仕事において、少しうまくいかないことがあると自分は仕事が向いていない、と捉えてしまう」
どうしてなのでしょうか…?
そんなお悩みを聞いたので、なぜそう捉えてしまうのか?について社員の反応を理解するヒントをお伝えできればと思います。
物事をなんでも好意的に受け取り、前を向いてどんどん進める人。
逆に、否定的に受け取ったり、プレッシャーに感じてしまったりして、なかなか前に進めない人、足踏みしてしまう人がいるのも事実ですよね。
そのどちらかが良い悪い、ということはありません。
これって、「事実(ファクト)」に対してどのような「解釈(ストーリー)」を付けるかの違いだったりします。
これは、仕事に対しても同じで、なにか目標や仕事が与えられたときに、「よし!やるぞ!」と思える人もいれば、「無理無理…」と思ってしまう人もいますよね。
事実(ファクト)は意外とシンプル。
でも、それに付ける解釈(ストーリー)は人それぞれ。
どんな事実(ファクト)も解釈(ストーリー)は様々ですが、その解釈を前に進む力に変えたり、自分を鼓舞する力にしたり良い方向に変換できる人もいれば、そうできない人も、もちろんいます。
そういう私も、これまでより高い目標や初めての仕事が目の前に来た時「自分にできるかな…無理だろ」と、まずは不安が先行してしまうタイプです。
きっと、私のように、無意識のうちに、不安だったり、心配だったり、プレッシャーといった解釈(ストーリー)をしてしまう癖がついてしまっている人も多いのではないでしょうか。
でも、ここで大事なのは「書き換えることができる」ということ。
もちろん、そういった捉え方がダメなわけではないのですが、ストーリーは「書き換える」ことができると知っていると、とても心強いのではないでしょうか。
私も、目標に対して、言われてもいないのにプレッシャーを感じてしまうと知っているので、一旦、解釈した後、別の解釈ができないか、と書き換えることにしています。
「とても大変そうに見えるけど、これが実現出来たら景色が変わるな!」
「これが実現できると、理念の実現に一歩近づくな!」
こんな風に、書き換えられると、その後の一歩が踏み出しやすくなります!
このように、解釈を書き換えるための手段の一つが「自己対話」です。
もし、ある事実に対して、解釈を変えることができれば…結果は大きく変わってきそうですよね。
部下は、どんな解釈をして、その反応をしているのか理解しようとするだけでもいいかもしれませんね。
「自己対話力」を身に付ける初めの一歩は、「事実と解釈」があることを理解すること。
そして、解釈は「書き換えることができる」と知ることではないでしょうか。
事実(ファクト)に対して、純粋に浮かんできてしまう解釈があることは自然なことです。
ただ、事実と解釈を一括りにせず、「自己対話」して、解釈を書き換えられると知っているか知らないかは大きいですね。
マネジメントする側もこの事を知っていれば、かける言葉や伝え方に工夫ができるかもしれません。
とはいえ、社員一人ひとりに身に着けてもらいたい力です。
「自己対話力」について、お話ししたいことがまだあるので、また次回お伝えできればと思います!
松村でした!
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